真庭市議会 > 2022-09-13 >
09月13日-04号

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  1. 真庭市議会 2022-09-13
    09月13日-04号


    取得元: 真庭市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-15
    令和 4年 9月第3回定例会令和4年9月第3回定例会             真 庭 市 議 会 会 議 録             令和4年9月13日(火曜日)             ───────────────             議  事  日  程(第4号) 第 1 一般質問 第 2 認定第 1号 令和3年度(2021年度)真庭市一般会計決算の認定について 第 3 認定第 2号 令和3年度(2021年度)真庭市国民健康保険特別会計決算の認定について 第 4 認定第 3号 令和3年度(2021年度)真庭市後期高齢者医療特別会計決算の認定について 第 5 認定第 4号 令和3年度(2021年度)真庭市介護保険特別会計決算の認定について 第 6 認定第 5号 令和3年度(2021年度)真庭市介護保険特別会計介護サービス事業勘定)決算の認定について 第 7 認定第 6号 令和3年度(2021年度)真庭市浄化槽事業特別会計決算の認定について 第 8 認定第 7号 令和3年度(2021年度)真庭市津黒高原観光事業特別会計決算の認定について 第 9 認定第 8号 令和3年度(2021年度)真庭市クリエイト菅谷事業特別会計決算の認定について 第10 認定第 9号 令和3年度(2021年度)真庭市温泉事業特別会計決算の認定について 第11 認定第10号 令和3年度(2021年度)真庭市水道事業会計決算の認定について 第12 認定第11号 令和3年度(2021年度)真庭市下水道事業会計決算の認定について 第13 認定第12号 令和3年度(2021年度)真庭市国民健康保険湯原温泉病院事業会計決算の認定について 第14 議案第54号 真庭市地域情報化施設指定管理者の指定について 第15 議案第55号 真庭市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について 第16 議案第56号 真庭市税条例等の一部改正について 第17 議案第57号 工事請負契約の締結について 第18 議案第58号 真庭市久世エスパスセンター指定管理者の指定について 第19 議案第59号 工事請負契約の締結について 第20 議案第60号 工事請負契約の締結について 第21 議案第61号 真庭市自然環境等再生可能エネルギー発電事業との調和に関する条例の一部改正について 第22 議案第62号 字の区域の変更について 第23 議案第63号 令和3年度(2021年度)真庭市水道事業会計処分利益剰余金の処分について 第24 議案第64号 令和3年度(2021年度)真庭市下水道事業会計処分利益剰余金の処分について 第25 議案第65号 真庭市神庭の滝自然公園指定管理者の指定について 第26 議案第66号 令和4年度(2022年度)真庭市一般会計補正予算(第3号)について 第27 議案第67号 令和4年度(2022年度)真庭市国民健康保険湯原温泉病院事業会計補正予算(第1号)について 第28 陳情第 2号 精神保健医療福祉の改善に関する陳情 第29 陳情第 3号 医療・介護・保育・福祉などの職場で働くすべての労働者の大幅賃上げを求める陳情 第30 陳情第 4号 県立真庭高等学校 白梅寮の改築・移転に関するご支援、ご助力の要望書 第31 委員会付託             ~~~~~~~~~~~~~~~             本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件 日程第1から日程第31まで             ~~~~~~~~~~~~~~~             出  席  議  員(23名)   1番  緒 形   尚 君         2番  伊 賀 基 之 君   3番  黒 川   愛 君         4番  淺 野 和 昭 君   5番  吉 原 啓 介 君         6番  福 島 一 則 君   7番  柴 田 正 志 君         8番  妹 島 弘 和 君   9番  森 田 敏 久 君        10番  大 月 説 子 君  11番  伊 藤 義 則 君        12番  加 藤 大 悟 君  13番  西 田 文 子 君        14番  氏 平 篤 正 君  15番  長 尾   修 君        16番  入 澤 廣 成 君  17番  庄 司 史 郎 君        18番  小 田 康 文 君  19番  岩 本 壯 八 君        20番  妹 尾 智 之 君  22番  中 尾 哲 雄 君        23番  森 脇 正 和 君  24番  河 部 辰 夫 君             ~~~~~~~~~~~~~~~             欠  席  議  員( 1 名 )  21番  古 南 源 二 君             ~~~~~~~~~~~~~~~             遅 参 ・ 早 退 議 員( 0 名 )             ~~~~~~~~~~~~~~~             説 明 の た め 出 席 し た 者市長       太 田   昇 君    副市長      伊 藤 敦 哉 君危機管理監    池 田 敏 浩 君    総合政策部長   有 元   均 君総務部長     金 谷   健 君    生活環境部長   今 石 久 嗣 君健康福祉部長   江 口 祥 彦 君    産業観光部長   木 村 辰 生 君産業政策統括監  石 井 裕 隆 君    建設部長     頭 山 龍 一 君会計管理者    橋 本 敏 郎 君    消防本部消防長  大 美   勝 君蒜山振興局長   行 安 太 志 君    北房振興局長   大 塚 清 文 君落合振興局長   河 本 京 子 君    勝山振興局長   河 島 賢 治 君美甘振興局長   今 石 健 司 君    湯原振興局長   畦 崎 宜 久 君教育長      三 ツ 宗 宏 君    教育次長     安 藤 紀 子 君湯原温泉病院事務部長         中 谷 由紀男 君             ~~~~~~~~~~~~~~~             事 務 局 職 員 出 席 者議会事務局長   三 浦 祥 靖 君    参事       齋 藤 香 織 君主任       矢 鳴 孝一郎 君             ~~~~~~~~~~~~~~~            午前9時30分 開議 ○議長(小田康文君) 皆さんおはようございます。 ただいまの出席議員は23名であります。1名の方から欠席届が出ています。定足数に達しておりますので、これより令和4年9月第3回真庭市議会定例会の4日目の会議を開きます。 本日の議事日程につきましては、タブレットに配信しておりますとおりであります。 議事運営としましては、議会運営委員会の決定事項でお知らせしておりますとおり、本日は一般質問を行った後、本定例会開会日に上程されております議案について日程順に議案質疑を行います。そのうち、令和3年度決算認定議案12件につきましては決算審査特別委員会を設置、また令和4年度補正予算議案2件につきましては予算審査特別委員会を設置しまして、それぞれ議案審査をしていただく予定にしております。 なお、残りの議案12件につきましては各常任委員会に付託される予定であります。 これら委員会に付託予定の議案につきましては、本日は提案の理由などに対する総括的な質疑を行います。一般質問、討論にならないようにお願いしたいと思っておりますので、御協力をよろしくお願いします。 その後、陳情の上程、最後に委員会付託を行いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小田康文君) それでは、日程第1、一般質問を行います。 質問順位は配信しておりますとおりであり、その発言を許可いたします。 それでは、議席番号1番緒形尚君の登壇、発言を許可いたします。 1番緒形尚君。 ◆1番(緒形尚君) 議席番号1番緒形尚です。発言の許可をいただきましたので、通告に従い、大項目1点、教職員の働き方改革について質問をさせていただきます。 令和5年度岡山県公立学校教員採用候補者選考試験の倍率が公表をされました。岡山県では、前年よりも低くなっており、小学校では3.4倍、昨年が3.5倍、中学校では5.3倍、昨年が6.1倍と深刻な状況です。要因の一つとして、いわゆる教育の労働環境ブラック化が挙げられます。教員の職務内容は、教科の指導だけではなく、生徒指導保護者対応、部活動の指導など多岐にわたります。学校現場の状況として、令和3年6月の教職員勤務実態調査によると、月80時間の過労死ラインを超える教職員の割合が小学校で約9%、中学校で約32%となっています。この厳しい状況を受け、岡山県教育委員会が学校における働き方改革重点取組を策定しています。その中で、教員の在校時間の超過勤務の上限が月45時間を超える教職員ゼロを目指して、月当たりの時間外在校等時間を3年間、令和4年度から6年度で15%以上削減することを目標としています。 真庭市においては、令和元年度、2019年度真庭市教育基本方針の中で、教職員の働き方改革について、学校教育を担う教職員の働き方改革については、業務改善や組織運営体制の見直しを図り、教職員の長時間勤務の解消に向けた取組を推進しますと記されています。真庭市として、教職員の働き方改革をどのように取り組み、どのような成果につなげたのか、また今後の課題についても教育長にお伺いいたします。 次に、部活動の地域移行についてお尋ねします。 学校の働き方改革は喫緊の課題であり、中央教育審議会の答申等において部活動を学校単位から地域単位の取組に移行するよう記されています。文部科学省は、生徒にとって望ましい部活動の環境を構築する観点から部活動ガイドラインを作成し、部活動の適正化を推進しています。これらを踏まえ、学校の働き方改革も考慮したさらなる部活動改革の推進を目指し、学校と地域が協働、融合した部活動の具体的な実現方策とスケジュールが明示されました。令和5年度から3年間を運動部活動改革集中期間として位置づけ、期間中に全ての都道府県と市町村で具体的な取組やスケジュールを定めた推進計画を作成するとしています。真庭市として、現在の状況や今後の見通しを教育長にお伺いいたします。 以上、この場からの質問といたします。 ○議長(小田康文君) 教育長から答弁を求めます。 三ツ宗宏君。 ◎教育長(三ツ宗宏君) それでは、緒形議員からいただいた教職員の働き方改革についての質問についてお答えをいたします。 まず1点目です。真庭市の教職員の働き方改革の取組の成果、そして課題ということです。 働き方改革の目的っていうのは、これは国のほうでも明確に示しておりまして、教員がこれまでの働き方を見直そうじゃないかと、それで一人一人が人間性、教養を磨こうじゃないかと、それに基づいて教育の充実に資する、そういうことがうたわれています。そのためには、まずは教員の在校等、学校にいる時間、これを正確に把握することが大事だというふうに考えております。 真庭市教育委員会では、平成29年、ここより風通しのよい職場づくりをしようっていうことを土台にしながら、時間管理を徹底しようじゃないかということ、それから学校閉庁日を設定したり休暇取得を促進しようじゃないかと、それから部活動休養日を、これは水曜日に設けてますけども、設けようじゃないかと、それから業務の見直しと軽減ということを大きな柱に取組をしているところであります。目的自体は教育の質向上ということではありますが、業務の改善策として現在、非常勤講師や支援員あるいは部活動指導員の人的な配置、あるいは校務支援システムや教職員のグループウエアの導入、それから学校給食費公会計化等、ハード、ソフト両面から取組を進めているところです。 在校等時間、学校にいる時間の超過時間、それの実態ですが、令和4年度6月の調査では岡山県平均が小学校で約50時間、中学校で約61時間でした。真庭市のほうは、小学校で約46時間、中学校で約55時間という状況になっております。県の平均は下回っておりますけども、適正な勤務時間とはまだ言えない状況だと認識しております。課題ですけども、平均で物を言いますから、長時間勤務する者が固定化しているっていうことが一つ課題になっています。ですから、勤務の標準化っていうことと意識改革、これは進めていかなきゃいけない。また、学校で行ってきたことっていうのは、基本的には子どもにとって大事だっていうふうに思ってやってきたことが多いので、なかなかスクラップが進まないというのも、これは現状であります。 さらに、教職員の働き方改革っていうのは、今日議員もおっしゃいましたけども、社会的な問題だっていうこの認識の共有がまだ十分進んでないっていう点も挙げられるかと思います。学校っていうのは、いわゆる先生の勤務開始前から子どもたちを受け入れる機関であります。そういう難しさもあるんですけども、そういった中で、基本的には登下校っていうのは保護者責任だけども、現実としたら学校のほうで結構対応している、それから管理下以外の子どもたちに係る見回りでありますとか、あるいは事件、事故の対応なんかも、基本的には学校で今受けてるものが多い。そういった学校の当たり前っていうものも、これは地域、保護者の方との対話を通じながら見直していくっていうことも必要なのかと思っております。加えて、抜本的な解決のためには、これは教員定数っていうもの、これを改善していくっていうことが大事だと思っています。これは、粘り強く国のほうに働きかけていきたいと思います。 課題っていうのは多岐に及びますけども、保護者、地域、皆様の理解を得ながら、前例にとらわれずに学校の働き方改革を進めていき、教員が本来の職務、教育に専念できるように頑張っていきたいと思っております。 続いて、2点目の部活動の地域移行についてであります。 これは、昨日も申し上げましたが、部活動の地域移行っていうのは単に部活動を学校から切り離すということではなくて、子どもたちの望ましい成長を保障できるように地域全体でスポーツ文化環境を整えていこうっていうことであります。それによって、教職員の働き方改革も進めていこうということだと思っております。したがって、真庭市では学校関係者地域スポーツ団体、あるいはスポーツ、文化の担当部署、教育委員会、これが一緒になって、昨日も申し上げましたが、真庭市の部活動改革の方向性を考える会っていうものを開催をして、情報の共有と課題の洗い出し、改善方法の検討を進めているところであります。現状としては、受皿の問題、指導者の問題、施設の問題、経費の問題、大会参加の問題、まだ解決には全然至っておりません、課題の洗い出しという状況であります。今後、モデル地域が設定されていますので、そういったところの視察を経て検討していくことにしております。 またあわせて、現在の学校で行っている部活動をじゃあそのまま地域移行するっていうことが可能なのかっていう問題もあると思います。ですから、今ある部活動の在り方も学校教育活動の一環としてどうあればいいのかっていう、このことについても実施日や実施時間等も含めて考えていく必要があると思っております。今できる部活動改革を進めながら、今後協議会をつくって真庭市に根差した活動の在り方を決めて、スケジュールを明確にしていきたいと思っております。 ○議長(小田康文君) 1番緒形尚君。 ◆1番(緒形尚君) 教育長から今、成果であったり課題であったりということを御答弁をいただきました。 在校等の時間においても、県よりは低いという数字を今お示しをしていただきました。県からして低いとは言いましても、教育長が言われたように、まだまだ改善の余地もしっかりあるというところで、多少の改善の兆しが私は見えてきてるのかというふうには思っていますが、なかなか抜本的な改革に至ってないような感じもするということで、続けて質問をさせていただきます。 先ほども、定数を改善することというのも大きな一つの課題だということで教育長のほうも申されました。教員不足による欠員問題も私は深刻な問題に今なってるんじゃないかというふうに思っております。学校によっては、新年度に欠員を生じていたり、学級担当が病気休職をしたり、それで教頭先生が担任になったということや、また72歳の退職者を再雇用したなどの事例が全国でいろいろあります。多くの学校で教員不足が生じているというような報道もあったりして、子どもの学びに非常に深刻な影響が出ているんじゃないかというふうに思っておるんですが、真庭市での教員不足の現状というのはいかがでしょうか。 ○議長(小田康文君) 答弁を求めます。 三ツ教育長。 ◎教育長(三ツ宗宏君) おっしゃられるとおり、真庭市に限りませんけども、教員の不足っていうのは深刻であります。今年4月1日段階で、県が標準法に基づいて配置する定員に穴が開くっていうか、いわゆる欠員が出るという状況にはありませんでしたが、現実には講師の方、例えば産前とか産後とかっていう休暇を取りますね。そういったときに、じゃあ誰が入っていくのかと、これはなかなか実際に見つけるっていうのは厳しいという状況があります。教員がいないと同時に欠員が生じた場合の補いができないっていうのは、これは真庭市に限りませんが、全国共通の状況だと思っております。 ○議長(小田康文君) 1番緒形尚君。 ◆1番(緒形尚君) 真庭市ではないということで一安心をしたわけではありますが、全国的には本当に、今教育長が言われたように、なかなか常勤講師というのはあるんですけど、その途中の欠員ができたときの非常勤講師っていうのがどこの学校も見つからない。ただ、産休とかで予定をしてる休みで、休職になるというのが分かっとっても講師が見つからないという学校もあるということで、非常に教員不足っていうのは本当に深刻な状況かというふうに思っておりますんで、それで子どもの学びに深刻な影響が出てるという状況の中で、真庭市としては欠員がないということで安心をしております。 その教員不足の一因として、私は教員志願者の減少っていうのが挙げられるんじゃないかというふうに思っております。先ほども、岡山県の倍率の話をさせていただきましたが、全国の小学校の選考試験の倍率を見ると16道県で2倍を切っていて、さらに1.5倍を切っている県は7県に上ります。また、一番低い倍率は大分県の1.0倍。競争率3倍を切ると質の維持が困難になるということも言われていて、岡山県が3.4とかあるから大丈夫じゃという話じゃなくて、全国的なそういった結果が出てるということで、未来を担う子どもたちを育てる教員の質が損なわれないのか、本当に危機的状況だというふうに思っております。 教職を目指す学生、社会人らに向けて、現職教師から教職の魅力を発信してもらうことを期待して、SNSを通して#教師のバトンプロジェクト文部科学省が行いました。ところが、長時間勤務や部活動指導の休日出勤などへの不満を訴える投稿が殺到して、ブラックな職場環境というイメージが強調されるというような皮肉な結果になったということもあったということで、今はこういう中に教員の方がおられるということで、教員の置かれているこのような状況について、まず教育長はどう思われますか、どうお考えでしょうか。 ○議長(小田康文君) 答弁を求めます。 三ツ教育長。 ◎教育長(三ツ宗宏君) その報道については、私も確認をさせていただきました。 現実問題として、教職員の仕事っていうのは際限がないところに持ってきて、新しい教育改革っていうことで、新しい課題がどんどん入ってきているっていうのも、これは事実であります。そういった中で、教員業務が逼迫しているっていうのも、これは事実だと思っております。 ただ一方では、これは民間企業の調査ですけども、再び職業に就くとしたらどんな職業がいいですかっていうアンケートがありました。教員の中で一番高かったのは、また教員になりたいっていう職業であります。ですから、その教職っていうこと自体への魅力、子どもたちと共に育っていく、子どもを育んでいくっていうことの魅力自体は感じながらも、業務負担は感じているというのが実情であろうと思っています。ですから、本来の仕事に専念できるようにしていく、可能な限り、それがこの働き方改革の大きな目的だと思っております。 ○議長(小田康文君) 1番緒形尚君。 ◆1番(緒形尚君) まさに全国的なそういう流れの中で、真庭市として何ができるのかという部分もあるんですけど、働き方改革を真庭が先導していろんなできることをやっていただきたいというふうに感じております。真庭だけで解決する問題ではなくて、国全体の問題ということで、なかなか答えも出にくい部分ではありますが、先ほど課題等もお話をしていただきましたので、その課題を一つずつ真庭市として解決をしていきながら改革につなげていただきたいというふうに思っております。教員に残業代が出ない理不尽な法律、給特法の改正であるとか、学校のブラック化に一石を投じる裁判などが全国の中で行われておるということで、全国的な問題ではありますが、先ほども言いましたように、真庭市としても働き方改革をより一層強化推進してほしいと思っております。 続けて、部活動の地域移行についてお伺いをいたします。昨日、同僚議員から同様の質問がありました。聞きたいことのほとんどが昨日の質問で出されてしまったので、重ならないようにとは思っておりますが、よろしくお願いをいたします。 移行についてですが、学校の部活動は学校指導要領学校教育の一環とされ、教育課程外の位置づけで教員が担う必要はないが、僅かな手当で献身的に今まで部活動が支えられてきております。少子化や教師の業務負担等を背景に学校の部活動では支え切れなくなっている中学生のスポーツ文化活動の環境について、学校単位から地域単位へ活動を変えていくということで、少子化の中にも子どもたちスポーツに継続して親しむことができる機会を確保するということを目指し取りまとめられたものだというふうに思っております。 現状として、真庭市の中学校の部活動ですが、ここ近年でどれぐらいの部が廃部というかなくなっているのか分かったら教えていただきたいんですが。 ○議長(小田康文君) 答弁を求めます。 三ツ教育長。 ◎教育長(三ツ宗宏君) ちょっと待ってください。平成30年からの資料しかないんですけども、あと男女共通、一緒で一つの部になってる場合と、男子と女子が別々になってる場合があるので、若干数字の違いはあるかもしれませんが、平成30年の市内全ての学校の合計が61で、今年度が56という状況で、部活動自体は生徒数の減少に伴って若干減ってきているという状況です。 ○議長(小田康文君) 1番緒形尚君。 ◆1番(緒形尚君) 30年度で61部、今年、令和4年で56ということで、多少減っているということで、地元の湯原中学校でも野球部がなくなり、バスケット部がなくなり、その代わりにバドミントン部ができたりとか、減ったり増えたりという部分も多少学校によってはあるのかというふうに思いますが、なかなかやりたい種目ができないというような状況も発生をしとるということで、それが地域移行の中でしっかりいろいろなスポーツに取り組めるというような環境ができればいいのかというふうに思っております。 その中で、現在真庭市に8名の部活動指導員がおられるとお聞きをしております。休日の指導もされているということもお聞きしておりますが、私は地域移行の真庭版のモデルになるんじゃないかというふうに思っております。現状、報酬としては国、県、市がそれぞれ3分の1負担ですか、支払われておりますが、これは維持が難しいのではないかというふうには思いますが、現在、指導体制も含めて、今部活動指導員が行かれてる学校の中で課題等はあるんでしょうか。また、地域移行のモデル校が県内に3校、先ほど教育長の答弁にもありました赤磐市、高梁市、早島町に県内のモデル校3校があって、今モデル校として地域移行の取組をしているということでありますが、ニュース等でも課題が見えてきたというような報道がされていたということも含めて、もし情報等があれば併せてお聞かせをいただきたいというふうに思います。
    ○議長(小田康文君) 答弁を求めます。 三ツ教育長。 ◎教育長(三ツ宗宏君) まず、真庭市の部活動指導員の状況ですが、これはおおむね大きな課題はなく、むしろ効果的であるという意見を聞いております。もちろん、学校の教育活動の一環としてやっておりますので、教員との連携体制でありますとか、学校との情報共有とか、指導の約束っていうような部分はきちんとしていかなきゃいけないんですけども、いわゆる外部から指導者が入るというのは教員にとっても非常に助かることであると思っております。 県下の状況ですが、実は各モデル校から令和3年度の成果報告書っていうのが出されています。その中では課題もたくさん提起されています。もう学校に限らず上がっているのが経費の問題、それから合同で部活をやってる場合は移動の問題、それから指導者の確保の問題、それから単一校ではやれても複数校で同じことはやれないというような問題、そんな問題はたくさん提起をされています。一方では、課題を克服しながら今後進めていくことで、教職員の働き方改革にも、あるいは地域でのスポーツ文化環境の構築にもつながるんじゃないかというような報告がなされております。 ○議長(小田康文君) 1番緒形尚君。 ◆1番(緒形尚君) 部活動指導員の8名の方、本当に献身的に指導していただいてるということで、休日も含めて指導していただいてるということで、課題もなく効果的に進んでいるんだということで、これは多分かなり前から最初の指導員の方とかというのはされているというふうにお聞きをしておりますし、もう長い間の指導の中で地域にも根づいとるという部分があったり、地域もしっかりと支えているというようなこともお聞きをしますんで、そういった部活動指導員の方の活動も踏まえて、今後の地域移行については、いいところは参考にしていただきながら進めていただきたいというふうに思います。 また、先ほど3校から成果報告書があったということで、少し内容も説明をいただいたんですが、いろいろな課題もあるということです。その情報というか、成果等を含めて課題を共有しながら、真庭にどんな課題が出てくるのかということも、会の中でも協議をしていただいてるというふうにお聞きをしておりますので、今ある部活動指導員の状況も踏まえて真庭でしっかりと進めていただきたいというふうに思っております。 先ほど、真庭市部活動改革の方向性を考える会を設けて、教育委員会、中学校の校長、真庭スポーツ振興財団などが集まり現状や課題についての話を始めていると昨日、同僚議員の答弁でありました。私が聞き逃したかもしれませんが、その中に、真庭エスパス文化振興財団についてですが、会のメンバーではないんでしょうか、入ってるんでしょうか、すいません、お尋ねします。 ○議長(小田康文君) 答弁を求めます。 三ツ教育長。 ◎教育長(三ツ宗宏君) 第1回のときには、スポーツのほうしかまだ提言が出てなかったので入っていただいておりませんが、今後入っていただくという形になろうかと思っています。 ○議長(小田康文君) 1番緒形尚君。 ◆1番(緒形尚君) この真庭市の部活動の方向性を考えるということで、まさにスポーツ、そして今はもう文化活動についても移行の話があるということで、今回の地域移行にとって、私はキーマンが真庭スポーツ振興財団と真庭エスパス文化振興財団だというふうに思っております。入っていただくということでありますので、協力をいただきながら、御意見をいただきながら進めていただきたいというふうに思っておりますが、昨日の答弁の中にもありましたように、人材バンクを立ち上げるんだという話の中で、私は先ほど言ったように、この真庭スポーツ振興財団と真庭エスパス文化振興財団っていうのはもうキーマンというか、本当に大事な、非常に重要な位置づけになるかというふうに思っておりますが、教育長、どうお考えでしょうか。 ○議長(小田康文君) 答弁を求めます。 三ツ教育長。 ◎教育長(三ツ宗宏君) どこをどのような形で設けていくのがいいかということも含めて議論していきたいと思っております。 今、例えば蒜山地域でありますと、人材バンクとまでは言いませんけども、部活動の指導に携わる人たちが既にグループをつくって活動してくださっております。そういったものも大事にしながら、どういう方向がいいかを考えていきたいと思っております。 ○議長(小田康文君) 1番緒形尚君。 ◆1番(緒形尚君) 全国一律にっていうのは非常に難しい部分ではありますし、そうあるべきではないと私個人でも思っております。真庭もいろんな環境というか状況が学校によって違ったりしますんで、その辺も踏まえてしっかりと真庭版の地域移行ということにつなげていただきたいというふうに思っております。 もう一点、部活動改革の方向性を考える会ということでありますが、地域移行を考える上で、私は岡山大学大学院教育学研究科の高岡敦史准教授に真庭市部活動改革の方向性を考える会のメンバーとして入っていただきたいというふうに個人的に思っておりますが、高岡准教授は岡山県教育委員会の地域部活動推進委員会の委員長、また真庭市スポーツ推進協議会の副会長としてまだ任期も残っておられます。真庭市スポーツ振興計画2021から2025の策定にも携わっています。私は、メンバーとして望ましいんじゃないかというふうに個人的に思っておりますが、例えばアドバイザーという関わり方もあるのかというふうに思いますが、そのあたり、入れられてるのか、またもしそうじゃなかったら検討はするのかお聞きをします。 ○議長(小田康文君) 答弁を求めます。 三ツ教育長。 ◎教育長(三ツ宗宏君) メンバーとして正式に名前が挙がってるかどうかっていうのを私は今把握してないんですけども、アドバイザーというような形で関わっていただいております。真庭には度々足を運んでいただいているというのが実情であります。 ○議長(小田康文君) 1番緒形尚君。 ◆1番(緒形尚君) とても心強いですね。高岡教授は、今回の地域移行については公共の施設も含め、地域のどこでやるのか、地域の格差、家庭の経済的状況の格差が休日の子どもたちスポーツ活動、文化活動の格差につながってしまうことは最も避けなければいけない、人とお金と施設、この問題を子どもたちも含めて大人たちもみんなで考えていくべきだというような課題も指摘をされております。このことについては、昨日の教育長の答弁の中にも、もろもろお答えがあったということで、その辺は答弁をいただかなくてもよろしいですが、そういったことも課題として高岡准教授のほうも上げられているということで、その辺もしっかり会の中で、アドバイザー的な発言の中で課題の解決を進めていただきたいというふうに思っております。 地域移行は、社会全体での課題であって、子どもたちにとって望ましいスポーツ活動、文化活動の環境をみんなで支えていく地域課題であるというふうに考えております。大事なことは、子どもたちの豊かなスポーツ活動、文化活動がこれまで以上によいものになっていくということで、大人たちが無理なく続けていく、持続可能になっていくということが目指すべきところではないでしょうかと私個人は思っております。教育の負担を減らし、子どもたちのためになる部活動の新たな形の模索が今始まったと思っております。未来を担う子どもたちのために、部活動の地域移行を個人的にもしっかりと応援し、協力させていただくことをお約束をし、質問を終わります。 以上です。 ○議長(小田康文君) これで1番緒形尚君の質問を終わります。 次に、議席番号4番淺野和昭君の登壇、発言を許可いたします。 4番淺野和昭君。 ◆4番(淺野和昭君) 議席番号4番淺野和昭です。議長に発言の許可をいただきましたので、大項目2点についてお伺いいたします。 大項目1、保育園へのアプリ導入について。 園児、保護者、保育士などの接触する機会を減らし、保護者と保育士と園の負担を軽減するアプリの導入について伺います。 長引くコロナ禍において、保育士、保育園の負担もかなり大きくなっていると考えます。コロナ感染が拡大して2年以上経過しますが、園での対策と保育士に対する負担軽減策が遅れていると感じます。民間業者が提供している健康観察アプリでは、園児の毎日の体温を保護者がオンラインで園に送信できます。それに付随してその日の健康状態を伝えることも可能であり、その記録は2年間保存されるとともに、そのクラスだけではなく、他のクラスや園全体、市と情報共有することが可能です。園は、登園前から園児の体調を把握することが可能です。 園児、保護者に対して有効な機能は、健康連絡帳、食事管理やアレルギー管理、お便りのデジタル配信(個別世帯の既読状況の確認が可能)、アンケート機能、登園・降園機能(毎日の時間も記録されます。降園していない園児がいれば、お知らせ機能もあります)、外国籍の方への文章自動翻訳機能、欠席・遅刻連絡機能(これを使用すれば、登園時の忙しい時間に担任が受話器を持って電話を受ける必要がなく、欠席などの情報は必要に応じて他のクラスの保育士や園全体、市とも共有できます)、保育士、園に対しては、勤怠管理、シフト管理、休暇管理、写真管理、保育料管理などがありますが、そのほかにもとても多くの機能があります。 導入によって保育士の離職率を下げた保育園もあります。真庭市であれば、待機児童を未然に防ぐことにもなると考えます。保護者と保育士のストレス軽減につながったというデータも見ました。園長が参加した会議の結果を保育士に配信することにより、接触や時間削減などの負担軽減に役立ったというデータも見ました。接触が多く、手間かかる紙媒体や非効率なシステムを改善し、必要な機能だけでも早急に全園に取り入れることはできないでしょうか。市長の所見を伺います。 大項目2、児童・生徒のタイピングについて。 真庭市内の小・中学校では、現在までにどのくらいの時間、タイピング学習を行ったのか、現在各学年でどの程度のタイピングレベルに向上しているのか。 文部科学省では、現在公的CBTとしてMEXCBTの開発、展開を進めている状況であり、児童・生徒がタイピングの基礎を迅速に身につけることは重要かつ必須の内容だと考えます。また、英語検定では既にS-CBTとしてパソコンを使用しての受験も導入されています。検定において、タイピングは早く正確でなければなりません。 子どもたちが将来パソコンやタブレットの使用時にタイピングが早くなること、ブラインドタッチができるようになることは、様々なITツールを使用する場面で役立ち、時間を有効に活用することができます。他の自治体には、学年をまたいで児童館で時間内の文字入力数を競うなどして、タイピングを楽しみながら身につける工夫をして取り組んでいる学校もあります。真庭市内の小・中学校においても、タイピング力向上に取り組んでいただきたいと考えますが、教育長の所見を伺います。 以上、この場からの質問とさせていただきます。 ○議長(小田康文君) 市長から答弁を求めます。 太田昇君。 ◎市長(太田昇君) 淺野議員の質問にお答えいたします。 保育所への、こども園も含めて、アプリ導入についてでありますが、園運営のICT活用によって保育士の負担軽減を図る、そしてもっと直接的な保育業務に専念できる環境をつくっていくということは保育の質の向上につながりますし、そしてまた保護者の利便性の向上にもつながるということであります。そういうことで、このアプリの導入というのは、基本的には私も同じ意見で、進めるべきだということであります。 昨年度の園長会において、園運営におけるICT活用に向けた検討会を立ち上げて、システム導入へ向けた勉強会や近隣導入自治体への視察を行っておりまして、これを踏まえて、今年度は2園において保育業務支援システムを試行的に導入して、利便性の確認とか移行作業の負担などについて検証をすることとしています。議員の紹介にあった具体的な機能については、今回導入予定のシステムでも利用可能ですが、実際に利活用する中で何が必要な機能かということについても、保護者の意見も参考にしながら吟味して、今後現場と十分連携を取って、利用者、保育士、お互いにとって使いやすいシステムになるように調整を行って、全園でのシステム導入を図ってまいります。 保育は、特にコロナの中で、なかなか保育所現場、こども園も含めて、大変ですけども、しかし本当にお互いに便利になってというようなものは、使うものは使ったらいいと、それに対して、何でも全て、言い出せばその短所というかがあるわけですけども、それを補うということを前提にこういうものはどんどん入れていくべきだと私は思っております。ただ、例えば情緒的ですけど、手書きのこのお互いの連絡帳が記念になるとかそういう面もないわけではないですけども、この時代、効率でお互いに余裕の時間をさらに有効に使うという考え方に徹していくべきだと思っております。 ○議長(小田康文君) 教育長から答弁を求めます。 三ツ宗宏君。 ◎教育長(三ツ宗宏君) それでは、淺野議員からいただいた児童・生徒のタイピングについてという質問にお答えをいたします。 小・中学校におけるタイピング力向上の取組についてであります。 児童・生徒が情報機器、これを使う際にキーボードで文字入力などの基本的な操作をする、それを習得するっていうのは必要なスキルであると私も考えております。その意味もあって、真庭市はクロームブック、これはキーボードがついています、これを1人1台端末として導入いたしました。 文字入力についてなんですけども、これは学習指導要領では学習を円滑に進めるために必要な程度の速さでキーボードなどによる文字の入力を身につけさせるということが示されています。具体的な内容の記載は、学習指導要領にはありません。 真庭市の学校での学習状況ですけども、学校によって違いはありますが、主にローマ字を学習する3年生ぐらいから授業中に必要な場面で文字を入力する活動を取り入れる、あるいは授業外で、タイピングアプリっていってゲーム性のあるようなものがありますので、そういうものを使ってスキルの向上を図っているところであります。このタイピングの学習時間についてなんですけども、それに特化した学習をしてるっていうわけではないので、時間の把握自体は現実問題として難しいという状況でありますが、現在毎日使おうっていうことでやってて、実際に授業の中ではタイピングを用いる場合が多いので、そういうことから考えると、キーボードに接する時間は1日1時間程度近くはあるんじゃないかと思っております。 タイピングスキルについてですけども、真庭市として数値的な目標は示しておりません。学習指導要領に示されるように、学習活動を円滑に進められることを授業をしている者の見取りで把握をしているというのが実情であります。それで、非常に困っている状況、円滑に進めるっていうことが困難な状況であれば、先ほど申し上げましたアプリを使うとか、あるいは練習時間を設けるというような働きかけをしているところであります。授業での活用っていうのはもちろんなんですけども、アンケートへの回答でありますとか、あるいは感想を書くでありますとか、ほかの活動、係活動とか、委員会活動とか、そういった場面で活用機会を増やしてスキルの向上に努めていきたいと思っております。 ○議長(小田康文君) 4番淺野和昭君。 ◆4番(淺野和昭君) 失礼いたします。保育園へのアプリ導入、市長に前向きな返答をいただきまして大変心強く思います。 その上で何点か確認させていただきますが、園のほうで現在健康観察、これはアプリではなくて紙媒体で行っていると思うんですが、こちらに関しましては紙である必要があるのでしょうか。まず1点伺います。 ○議長(小田康文君) 答弁を求めます。 江口健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(江口祥彦君) 現状は、今システムを導入してないので紙でやっているということですけれども、システム導入後にはそういったことも電子化できるというふうに思いますし、必ず紙でなきゃいけないということではないかというふうに思っています。 ○議長(小田康文君) 4番淺野和昭君。 ◆4番(淺野和昭君) 各園児の熱を毎日先生が見ましたというスタンプなんかを押してくださってると思うんですけれども、その日々の記録は園ごとに保存してるんでしょうか。 ○議長(小田康文君) 答弁を求めます。 江口健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(江口祥彦君) そのとおりです。 ○議長(小田康文君) 4番淺野和昭君。 ◆4番(淺野和昭君) それは、どのぐらいの期間保存して、また市とも共有できるもんなんでしょうか。 ○議長(小田康文君) 答弁を求めます。 江口健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(江口祥彦君) 保存期間が手元にはないですけど、一定期間保存することにはなっているかと思います。その上で市のほうに、特にコロナについては日々感染をしましたとか、そういった御報告は保護者の方から園のほうに情報が入ってきますので、そういった情報については子育て支援課のほうに御連絡いただくということで今運用をしていますので、そこで子育て支援課で取りまとめているという状況です。 ○議長(小田康文君) 4番淺野和昭君。 ◆4番(淺野和昭君) この先、どれぐらいその健康観察を続けることになっているんでしょうか。 ○議長(小田康文君) 答弁を求めます。 江口健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(江口祥彦君) コロナの取扱いがどうなっていくかということに、特にコロナに限れば、なってくるかというふうには思います。現状では、これからその全数把握が緩和されていくとか、それこそ2類が5類相当になっていくとか、そういう変更がなされてくればそういったところも緩和できるかとは思いますけれども、現状はまだそこまでに至っていないということもありますので、大分、10代未満の方については感染が落ち着いてはきましたけれども、そういった動向もよく見極めながらタイミングを検討したいというふうに思います。 ○議長(小田康文君) 4番淺野和昭君。 ◆4番(淺野和昭君) 先ほど市長の答弁では、2園が先行してアプリを導入、ICT化を目指していくということだったんですけれども、この健康観察アプリを含め、アプリの導入っていうのは、業者の方に話を聞いても、もう契約をしたらすぐ使用できるものであり、かつ非常に費用が安いんですね。紙媒体を続けていくよりも、先行してこの健康観察アプリ、これだけでも保育士と保護者、園の負担を軽減することは可能だと考えるんですが、そのあたりを、部長、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(小田康文君) 答弁を求めます。 江口健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(江口祥彦君) 単体で入れると、その後、例えばほかのいろいろ御指摘いただいたような機能をまた別のシステムでとかってなってくると複数いじってこなきゃいけなくなると、それが逆に負担感になったりもします。先行して導入している自治体なんかにいろいろ、去年、園長会を含めて視察に行ったときにそういった課題も出てきたりしてたということは聞いていますので、できればなるべく操作性が簡単で保育士さんたちにも使いやすいもので、かつ保護者の方にも利便性が高いものをしっかりちゃんと使っていただくということが大事かと思います。現場の中には、どうしても紙のほうがいいという方もいらっしゃいますし、どちらかというと保護者の方よりは保育士さんたちにしっかり使っていただくことをしっかりやっていかないとこの機能は多分うまく回っていかないと思いますので、そこは何のためにこれをやるのか、業務の負担軽減とともに、その空いた時間で今までやっていただいてる保育に割いていただく時間をなるべく増やそうと、それが最終的な目標であって、そこをぶらさないようにして、単に機器を導入するということで終わらせないように、しっかりこのシステムがうまく使われるように改善をして導入していきたいというふうに考えています。 ○議長(小田康文君) 4番淺野和昭君。 ◆4番(淺野和昭君) 紙を希望する方がおられるという話だったんですけれども、園児の保護者から紙がいいという話は一人も聞いたことがございません。どのような、それほど多く紙を希望される保護者の方おられるんでしょうか。 ○議長(小田康文君) 答弁を求めます。 江口健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(江口祥彦君) 保護者の方というよりは、現場の保育士さんとかそういった方のほうが、要は管理のときに紙のほうがやりやすいっていう方もやはり一定数はおられます。だから、紙を残すということではなくて、そういった方にも使っていただきやすいようなものにするにはどうしたらいいかっていう調整を図ってちゃんと切り替えたい、そういうことです。 ○議長(小田康文君) 4番淺野和昭君。 ◆4番(淺野和昭君) 承知いたしました。保育士も、実は結構知り合いがおりまして、保育士からも紙がいいという話は聞いたことがないんですけれども、そういった意見もあるのかというふうに思います。 保護者の意見を聞くに関しましても、結構保護者の方から私も意見をいただくんですけれども、市や園には自分の意見を伝えずに我慢してるっていうことがあるんですけれども、この単体のアプリではなくても、アンケート機能があるアプリもあるんですね。そうすると、匿名で自分たちの言いたいことや要望も市に伝えることができますんで、アプリを入れるときには、もう本当にいろんなアプリがあるのは見てきましたけれども、そういった機能もあるものをひとつ選んでいただきたいというか、検討していただきたいということがございます。 続いてなんですが、安全管理についてのお伺いをします。 今月5日、皆さん御存じのように、静岡県の牧之原市で、認定こども園の川崎幼稚園でバスに閉じ込められる事故がありました。この園は、5月現在で158名の園児がおられて、39名の職員がおられたんですけれども、人為的なミスでこういった悲しい事故は起こり得ると思うんですね。これに関しましても、安全管理を行うアプリの導入や何かを行えば、アラート機能もついておりますんで、例えば朝の健康観察で子どもが36.3度ですと報告があったのに1時間たっても登園してこないとか、ふだんの降園時間を過ぎても帰ってないとか、もうリアルタイムでスマホで見られるわけですから、そこで何かしらの差異があったときに、例えば子育て支援課ですとか地域の振興局にアラートで警報が鳴って、職員から保育園やこども園にアラートが鳴ってますけど何かありましたかって、確認してくださいっていう、もう五重にも六重にもチェックできるようになってるんですね。これがなぜアプリかといいますと、2次元バーコードなんかでスキャンして登園管理することもあるんですけれども、アプリが早くて安いんですね。そういった調査を国も県にして、県も今実態調査へ動き出してるかと思うんですけれども、安全対策を行うようなアプリの導入も検討されてますか。 ○議長(小田康文君) 答弁を求めます。 江口健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(江口祥彦君) 今出していただいた最近特に話題なっている事例、真庭市内でバスを使っている園はありませんけれども、似たような事例としてそういう安全管理のということで御質問いただいたかと思います。 ただ、今回の事例についてはそういったシステムを導入していたけれども、入力を事務的に行っていて漏れたっていうことがむしろ問題だったということなので、システムそのものというよりはシステムを使う側の人間がしっかり、そのシステムに全部頼り切らないで、ある程度の安全管理というのはしていかなきゃいけない。特に、子どもの命を扱っている現場ですので、そこの部分は全てを頼り切ってはいけないというふうには思います。ある程度技術の力を借りながら、それでいて視認するとか、今回の件であれば、特にちゃんとバスから出たかどうかっていうのを目視していれば絶対に防げた事故だと思いますので、そういったことをふだんの園の中での安全管理の中でしっかりと保育士さんたちに徹底をしていただくということがまずは大事だというふうに思います。その上で、ある程度技術の部分でそれを補完することができるのであれば、そういったものも必要かというふうに思います。 ○議長(小田康文君) 4番淺野和昭君。 ◆4番(淺野和昭君) 承知いたしました。 続いてなんですが、お便りなんかも今先生が写真を撮ってワードなんかで作成して各家庭に配付されてるかと思うんですけれども、これももう簡単なテンプレートがあって、写真をはめ込んで、もうすぐに作成できるようなものがあるんですね。これももうアプリで本当に簡単でして、しかも印刷する手間もなく、データで保護者のスマホに送信することもできるんですよ。書類でなければ駄目なものもあるんですけれども、お知らせ等はこのデータで送っていただければ、保護者のほうからすれば簡単に検索して探すことができるんですね。保護者同士で紙がなくなってっていって写真を撮ったりスクショを撮って送信する手間もなく、今どきの若いお母さんはもう本当にスマホなんかのフリックも早いですし検索も早いんで、紙を探すほうが時間がかかるということもありますんで、そのあたりも検討に入れていただきたいというふうに考えてございます。 もう一点なんですが、保育士、処遇改善はもちろんなんですけれども、これを作る保育士の方も結構自宅のほうに仕事を持ち帰って園の便りなんかを作っているというふうなことも聞き及んでおりまして、これに対する勤怠管理もこのアプリでできるんですね。当然、業務として園の書類を作成してるわけですからそこは勤務かと思うんですけれども、曖昧なままになってまして管理ができていないんじゃないかと思うんですが、その辺の勤怠管理、自宅で業務を行う場合の管理はどのように把握されているのか教えていただけますか。 ○議長(小田康文君) 答弁を求めます。 江口健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(江口祥彦君) 基本は、まず家に持ち帰らないというのが原則だというふうに思います。どうしても家に持ち帰っているっていうのも、事前に申告していただければ分かりますけれども、もう個人的に持って帰って作業をしてたりすると、どうしても把握するっていってもなかなか把握しづらいところもあります。これは、テレワークなどを推進するに当たっても一つ課題になるところで、そういったところをなるべくチェック機能とか勤怠管理のシステムを使いながらやるわけですけれども、まずは原則持ち帰らない、要は持ち帰らなくても済むようにするっていうのが原則ですし、王道だというふうに思いますので、なるべくそういうふうにならないように、要は業務時間中に全ての業務が終わるようにするということを目指して、まさにこういったシステムを導入するに当たってはそういうのを最終的に目指すというのが目標だと思いますので、ぜひそういったところにつなげていきたいというふうに思います。 ○議長(小田康文君) 4番淺野和昭君。 ◆4番(淺野和昭君) 承知いたしました。そのような勤怠管理をお願いしたいと思います。 保育園に関しましては、これはやっぱり市じゃないとできないことがたくさんございまして、先週の市長の答弁でも行政しかできないことを優先的にやっていくと、保護者からも保育士からも要望はあるんですけれども、個人でできないことはたくさんありますんで、市のほうで2園先行して、その後全園に早く反映して子どもたちが安全に登園できるように行っていただきたいと思います。こちらはもう答弁は求めません。 続きまして、教育長へタイピングなんですけれども、学習指導要領には確かにタイピングのことは詳細には書いてなかったんですけれども、確認いたしましたら、情報活用能力を身につけるということにタイピングも含まれているというふうな解釈だそうでして、これは特定の教科ではなく各教科で横断的に行うことになっているので、総合的に学ぶことになっているというふうになってたんですけれども、これが実際には曖昧でして、小学校1年生から中学校3年生までどの程度のレベルが適正なのかというのは非常に悩ましい問題でもあるんですけれども、先ほど教育長は見取りで把握してるということだったんですけれども、ある程度3年生ぐらいからローマ字入力ができるようになってから、段階的に各学年の、例えば5分間ですとか、10分間ですとか、入力数や正確性なんかを子どもたちも客観的に把握できるような、そういった基準を設けてみるのはいかがでしょうか。 ○議長(小田康文君) 答弁を求めます。 三ツ教育長。 ◎教育長(三ツ宗宏君) おっしゃられるとおりで、各教科横断で、あるいは学校の教育活動全体でタイピング能力を育むということになっています。 基準については、これはいわゆる情報活用能力っていうものがタイピング能力以外にもすごくたくさんあります。これら全てに基準を設けて把握するっていうのは困難になろうかと思いますから、アプリ等で名人とか達人とかっていうようなものはありますので、そういったものを活用しながら進めていきたいと思っております。 なお、これは学習指導要領には明確には載りませんでしたけども、教育の情報化部会の検討会で議論された中では、小学校で10分間に200字程度、中学校で10分間に300文字程度の入力と編集という目安は示されておりますので、大体そういったものを参考にしながらアプリが作成されているという状況だと思っております。 ○議長(小田康文君) 4番淺野和昭君。 ◆4番(淺野和昭君) 承知いたしました。 グーグルなんで、僕は使わないんで分からないんですけれども、スプレッドシートやドキュメント、スライドなんかを今の児童・生徒は使っているのかと思うんですけれども、本当に情報活用能力っていうのは、通信技術も含めて、ネットやプログラミング、もう多岐にわたりますんで、それぞれを経験するっていうのは非常に難しいのかと思うんですけれども、タイピングっていうのはもう字を覚えて書くようなもので、基本中の基本ですんで、これはやっぱりある程度基準を設けて、なおかつ技術的に、ただポジショニングを覚えるとか入力できるということだけではなく、ショートカットキーですとか、少しレベルを高くして、将来本当に子どもたちが、全部を使う仕事っていうのはなかなかないんでしょうけれども、何かかにかパソコンを使うってことが業務の上ではありますんで、子どもたちが大人になったときに役に立つような技術面、できればエクセルなんかでも、関数ですとかグラフですとか、ちょっとしたことを、こういうこともあるというふうなことを教えていただきたいと思うんですが、そのあたりはどうでしょうか。 ○議長(小田康文君) 答弁を求めます。 三ツ教育長。 ◎教育長(三ツ宗宏君) 先ほど申し上げたことの繰り返しになりますけども、参考値としての数字は一定程度今までも示してますし、紹介はしています。それから、アプリの活用等もお願いをしているところであります。見取り自体は、全て詳細にわたって、ほかのところも含めて調査をするっていうことは困難になりますから、それは指導の中で見取るという形で実施をしていきたいと思っております。 ○議長(小田康文君) 4番淺野和昭君。 ◆4番(淺野和昭君) それを見取って状況を把握した後に、もし児童・生徒に指導するとしたらどなたが指導されるんでしょうか。 ○議長(小田康文君) 答弁を求めます。 三ツ教育長。 ◎教育長(三ツ宗宏君) 現在も行っていますけども、基本的には授業をした担任が指導するということになります。文字入力に特化した指導をすることもありますし、あるいはこういう場面で活用してっていう実際の活動をつくっていくっていう場合もあるというふうに把握をしております。            (4番淺野和昭君「終わります」と呼ぶ) ○議長(小田康文君) これで4番淺野和昭君の質問を終わります。 次に、議席番号14番氏平篤正君の登壇、発言を許可いたします。 ◆14番(氏平篤正君) 議席番号14番氏平篤正でございます。大項目4点、質問をいたします。 久世第二保育園について。 太田市長が市長に就任されて9年がたちました。9年間、第二保育園はずっと定員オーバーです。そのことは理解されており、CLTで1部屋つくり、渡り廊下でつなぎました。そのせいで園庭は狭くなり、砂場も遊具も行き場を失いました。有事のときどうするのか。 第二保育園は整備不良の状態でした。80人の定員に対し115人も入園させており、みんなで遊んだり園行事をする遊戯室は保育室になり、園生活が制限されています。発表会とかクリスマス会のことでございます。 100人を超す子どもたちが昼寝から一斉に起きて1か所しかないトイレに行きます。便器は足らず、廊下におまるを出して用を足していました。その廊下を給食の配膳車が通る。集団O157が起きたら大変、トイレの改修をしなさいと市監査で活字指導をされ、文教厚生常任委員会でも何度も指摘しました。和式便器の上に木で作った椅子を置いて使用している状態でありました。保育園の話題は久世に集中しておりますが、第二保育園も50年選手でとても古い。どう建て直すのか。5月議会でスルーされ答えをもらえなかった質問を再度いたします。3年計画で便器は変えられておりましたが、おまるは3つ置いてあり、面積は広くなっていません。ただ、園庭を含め、改善の跡は見られました。 昭和48年に開園した年に7人の新人職員を採用し、久世保育園と第二保育園に配属されました。みんな定年退職をして、今年70歳です。古くなった第二保育園をどうするのか、公立で建て直すのか、民間に任すのか、壊れるまで使うのか、内部協議をした答えを望みます。 久世の人間は、久世保育園と第二保育園はセットで考えております。久世保育園の事業者の提案、122人の定員は大き過ぎます。第二保育園をどう建て直すのか市長に伺います。 2点目、人口減対策について。 3年前、担当部長が全員協議会で、25年後真庭市の人口は3万人を切る、何としても3万4,000人にとどめたい、人口減少対策が一番だと1時間話をされました。担当部長の話に感銘を受けた議員たちは、先進地を視察し、意見をまとめ、討論会をし、市議会総意で政策提言として真庭市に残ろう、真庭に帰ろうと運動する展開を提案しました。手始めに真庭の写真集、風景や家族写真、サバずしなどが満載の写真集を作り高校2年生に渡す、大学に行くときは持参してくださいと頼むと提案しましたが、何の返事もない、何の動きもない。議会広報紙で特集をつくり仕掛けましたが、全く執行部が動かない。出来上がった総合計画には、人口3万4,000人にとどめると堂々と活字になっています。 なりわい塾のことは知っておりますが、国勢調査によると毎年600人が減っています。例えばの話、落合中学校と久世中学校の2校が毎年なくなっている数でございます。なのに、成功例のある子育て環境、都市機能に手をつけない。東の流山市、西の明石市など学ぶべきところは知ってるはずです。職員は勉強に行っとると思います。3万4,000人を諦めたのですか。人口を増やすことを考えてるなら聞かせていただきたい。この2年間、真庭市は人口減対策として何をしてきたのか、これから2年、人口減対策として何をするのか、市長の人口減少対策について伺います。 次、真庭の観光について。 観光は、自然、山であったり海であったり、温泉であったり滝に人が集まり、多額の税金を投入しなくても観光業者が潤い生活できる。行政にとって一番効率のいい産業が観光と学び、認識しております。観光は、ホテル経営等々、民間活力の産業です。前市長が観光回廊真庭500万人と自ら命名されましたが、500万人なんて無理でしょ、大げさなと思っていました。400万人を超えたときは、もしかしてなんて思えたことがあります。400万人の大半は蒜山高原センターだったけど、数は減ってしまいました。 高原センターの前にGREENable HIRUZENを建てたのは意味のあることだと思います。20億円をかけたGREENable HIRUZENの目標が8万人で、目標を達成しましたとプレス発表をしても、500万人に比べてどうなのと思ってしまいます。 久世では、大規模保育園を保育実績のない民間に任し、市の土地を貸すと言っている。蒜山では、一般のそば屋が幾つもあるのに市役所が一番大きいそば屋を建てる。市民に説明できる行政基準がない。補助金のことも保険のことも分かっております。 久世落合には昔から観光協会がなく、役場に観光係もありませんでした。市長は、湯原はちょっとと言葉を濁されるが、勝山、北房の観光のことには触れられません。真庭市誕生時は、真庭市の市役所内に観光課があり、いろいろと仕掛けてきましたが、いつしかなくなりました。観光連盟、観光協会とたくさんの組織をまとめて新しく真庭観光局がつくられました。職員を派遣しておりましたが、4月に2人、市役所に戻ってこられました。市の関わりが薄くなった感があります。 ただ、負担金は出し続けており、今後も出すことでしょう。観光と名づけて蒜山に多額の予算を投入する。蒜山自然公園も、3月の予算委員会では市民の広場として利活用していくという話でしたが、最近は観光客を含めた利活用に変わっています。真庭の観光をどうイメージしているのか。そばの館の火災からの復活式典での蒜山が世界のヒルゼンになる拠点との市長の挨拶が新聞に載ってました。市長の目はどこを向いてるのか、どこを目指しているのか伺います。 次、児童公園について。 6月議会で、親子が遊べる公園づくりの質問に対して、26の小学校の遊具があり、公園面積は足りていると市長答弁がありました。21年前の大阪池田小学校事件以来、日本国民のみんなが学校に勝手に入ってはいけない、無断で入ると不審者扱いになると思っています。学校側も、教員室や教室にさすまた、防犯スプレーを置き、訓練をして対策をしています。それらに反して、真庭市の小学校は遊具を親子に開放するのですか。 確認に行きましたら、門は閉められており、鍵のかかっている学校もあります。どうやって校庭に入るのでしょう。御用のない方の立入りはお断りします、学校長と全く同じ看板が立てられています。市民に校庭を自由に使ってくださいとどう広報していくのですか、教育長に学校開放の考え方を伺います。私個人の意見ですが、先生や生徒のために制限を加えるべきだと考えます。 市長が小学校で遊べと答えたとお父さん、お母さんに伝えると、2歳、3歳の子どもには小学校の遊具は怖い、それは無理だなと、保育園は駄目なの、それは聞かなかったなと会話しました。専門家に聞くと、2歳から6歳までの遊具と6歳から12歳の遊具は基準が違い、安全性が保てないとのこと。確かに、確認に行きましたが、大きさも高さも全く違います。保育園の遊具は開放しているのでしょうか。保育園の門も固く閉まっており、勝手に入れる状況ではありません。公立なのに保育園、こども園、小学校の開放の基準が違うのはなぜでしょう。 私が求めたのは、2歳から5歳の就学前の子どもが家族と一緒に遊べる児童公園のことです。小学校の遊具ではなく、河川公園でもなく、農村公園でもありません。若いお父さん、お母さん方が納得する児童公園の考え方を市長に伺います。 次、典武館、活き生きサロンについて。 6月議会で久世の保育園、体育館、公民館を早く建ててくださいと要望したら、典武館も言ってほしかったと関係者に言われました。旧専売公社の倉庫に床を張り、数々の活動をし、数々の選手を全国大会に送っています。歴史ある典武館です。一般や保護者が応援できるスペースが確保できず、大会ができない施設です。剣道が大きな声を出すので、空手、柔道は別の日に練習しており、毎日のように使われています。柔道の畳は30年間張り替えられてなく、どこを切っても古い道場です。 ここまでは想像のできる話でございましたが、指導者の都合で夜に練習しています。トイレは体育館まで行かせるのと問うと、指示はしてない、大人のぽっちゃんトイレにまたがるのが怖く、便器の後ろで用を足していることがあると聞いてショックでした。地元のこと、文教のことだから遠慮していましたが、議員としてもっと早く、もっと強く要望すべきだったと反省。場所は問いません、久世のどこでもよろしい。典武館の伝統を守り続けていただきたい。 また、北町公園内にある活き生きサロンも必要な施設です。利用者がどうなるのか心配しています。典武館、活き生きサロンの整備についての今後の方針を伺います。 以上です。 ○議長(小田康文君) 市長から答弁を求めます。 太田昇君。 ◎市長(太田昇君) 氏平議員の御質問にお答えいたします。 1点目の久世第二保育園の建て直しの関係でありますが、現在の第二保育園の利用状況ですけども、定数を僅かに下回ってます。むしろ人口出生数が少なくなる中で、寂しいわけですけども、下回るという状況になってます。 トイレは、現在3か所にあって、その他の状況も改善しております。 第二保育園の建て直しですけども、何回も答弁しておりますが、これのみを捉まえて検討するんではなくて、老朽化や3歳未満児の受入れ課題、前から言ってますように、真庭市の保育関係は3歳未満の受入れが弱い、これを強くしてきた、そのあたりもきちっと理解していただきたいと思います。そういうことを踏まえて、久世地区全体の園の整備、保育の在り方について早急に取りまとめまして、できるだけ早い時期に一定の方向を出してまいります。これも何回も言ってますように、子どもの子育て環境を整備するということは全力を挙げてやってまいりますし、スピード感が要ると思っております。 122名とかは大き過ぎるということですが、昨日答弁いたしましたように、決して多いとは思っておりません。審議会においても、子ども・子育て会議においても十分検討をしていただいております。もうちょっと申し上げますと、市内にもそれ以上のが複数あり、そしてほかの市町村、地域でもあります。 大きな2点目の人口減対策でありますが、これもこの前も申し上げましたが、第2期のまち・ひと・しごと創生総合戦略に基づいて行っております。現在、数えただけですけども、91の人口減対策の事務事業を行っております。一例、実績を申し上げますと、真庭なりわい塾、これで移住者が9名だとか、あるいは空き家対策、改修の活用で52件、地域おこし協力隊、これは全国トップレベルの定着率75%、縁結び推進委員、これで引き合わせが38組ですか、新婚さんバックアップ補助金で45組、ふるさと納税が2億8,000万円ほど、もっと多いところもありますけども、かなり頑張ってきております。それから、移住相談が22回、郷育の魅力化コーディネーターを2人配置していると、これまで取り組んできた木質バイオマスの利活用の推進、地域資源の活用など地域価値向上へ向けた施策展開によって、昨日も議論がありましたけども、合計特殊出生率が1.7になったり1.8になったりということで、かつては2.0ということもありましたけども、これで決して満足しておりませんが、また出生数、絶対数のほうがむしろ問題だと思っておりますが、全国平均が1.3、岡山県が1.47と比べても高いということであります。奈義町の話が出ましたけども、たしか15市の中では高いほうから2番目とか、3番目か、そういう率であります。ただ、何回も言いますように、これで全然満足しておりません。これでいいなんて全く思っておりませんが、全体を見なきゃ駄目ですよ。このように多種多様な事業に取り組んでいますが、なかなか厳しい状況というのは確かですが、全国的にそうだからそれでいいという気も全然ありませんけども、なかなか苦戦してるというのは現状であります。 相対的な暮らしやすさの向上は継続しつつ、人口減少の現状から生じる市民、事業者の不安の払拭であるとか前向きなマインド醸成のためにも、結婚、出産、子育て、日々の暮らしの支援など短期的な、対症療法的な、そういう事業も求められております。一方、その時代に合った形の長期的なもの、そしてまた既存事業であまり効果がないもののスクラップも、もちろんこれも、行政改革の話も出ておりましたけども、事務事業全体でそういう見直しも必要だというふうに思っております。若い女性、子どもということが重点でありますけども、なかなか厳しいですけども、そこに焦点を当てた事業を皆さん方からも知恵を出していただければありがたいと思います。そういうことをしながら、子育て世代、女性、若い人たちが大切にされているというようなそういうこと、さらに雇用の確保とかそういうことが重点だと思っておりますが、いずれにしても人口減少社会の中でこれはやむを得ない、むしろ人手不足、そういうようなことが大きな課題でもあります。 自然減の問題だけじゃなしに、社会減対策ということが必要です。地場企業の雇用の吸収力の強化、賃金アップ、なかなか行政でそれは、もう直接労働行政を行うというのが市町村行政でないという点から厳しいですが、商工会とも協議しながらそういう地元企業の対策を取っていくというか、取っていただくということであります。それから、高校の魅力化と、ただ現実は相当数が出てるという現状を変えたいということで、これは一生懸命取り組んでまいります。これも何回も申し上げております。それから、そういう対策ですね。 自然減の対策としては、結婚の関係、あるいは子育て世代の負担軽減といっても、そういう個別給付もありますが、保育所の充実、これもかなりしてきたはずです。それはきちっとその数字を出したら分かります。それから特に、これも何回も言ってますけども、放課後児童クラブの関係は相当充実をしている。これもこれで全然満足しておりません。この9年間で相当、たしか2つだけだったのが今は基本的にはどこの地域にもあると、中和なんかは別の場所でということで機能しておりますけども、ということで取り組んできております。なかなか人口減少対策を効果的にというか、この真庭のような農山村地域でというのは本当に厳しい話であります。 それと、先ほど例で言われましたが、明石、流山は私どもも研究してます。研究してますけど、条件が全然違います。そういう条件の違うところを見てそれでどうのというのは、これは意味がないわけじゃないですけども、あまり意味がないと思っています。日本の農山村社会の中でどうなのかと、大学もない中でどうなのかということをきちっと押さえながらやらないと、隣の芝生が青いというのをやっても仕方ないと思ってます。 写真集の提案については、シティプロモーションの一環として現在の社会環境に適用した手法である真庭市の公式インスタグラムの投稿などの取組に生かしております。私のような世代の感覚で物を見たら駄目だと私は常に思ってます。若い人の感覚、しかし根底に流れるものは一定同じようなものがある。ただ、もう私どもでは古いと私は自分で思っています。ですから、若い人のその価値観というか、迎合する気はありませんけども、そこをきちっと尊重しながらやらないと駄目だろうという思いであります。 それから、真庭の観光ですが、何回も質問をいただいております。ただ、大きな観光の流れをきちっと押さえておかなきゃ駄目だと思ってます。真庭の観光、蒜山を見ても……。それから、蒜山と湯原の観光とほかの町の観光とはかなり違うところがあります。決して勝山や落合や北房や久世のそれを軽視するわけじゃありませんけども、全国区とそうでないところとのこの客観的な違いというのはきちっと押さえないと私は駄目だろうと思っていますし、そして観光客ですけども、インバウンドでこの間ざっと膨らんだところがどんと落ってますけども、その前に真庭も膨らみました。温泉地は大体膨らみました。それはどういう傾向かというと、社員のバス旅行です。例えば、その一番有名なというか、かなり規模は違いますけども、類似があるのは今で言う加賀市です、加賀の温泉郷。かつて400万人、それが社員旅行がぐんと落って、180万人ぐらいまで数年前に落ってました。コロナで80万落って100万、400万が180万に落って100万、この80万というのはコロナと、それからインバウンドです。 蒜山の場合、最高で二百八、九十まで、県の統計ですけども、いきましたけども、それが200万人台になってずっと推移してた。蒜山の場合は、よそに比べてバス旅行とかは減ったけども、インバウンドがそれほど伸びなかった代わりに落ちも少ない。コロナになって、今は144万まで落った。ところが、この9月時点で2019年9月と今とを比較して、スポットですけども、例えばジャージーランドあたりは1.4倍になってきてる。そういう意味では、蒜山は数年前に比べるとかなり回復はしてきていると、その回復してきてる一つの大きな要因がGREENableということで、20万人というのはそこに入ったそれで統計してますから、それ以外も含めて相当の効果が出ているのは確かです。 要は、地域の価値を上げるようなことをしないともう駄目です。もうバスの観光で大勢の人が来ると、あるいはちょっと表現が悪いですけど、北陸の温泉で言えば色仕掛けでやるようなのはもう駄目です。だから、どういう時代でどう合う形にするのかというこれが、だから私のが合ってるかどうかというのは100%自信はありませんけども、少なくともこの間、10年先、20年先の社会の価値観がどうなのか、その中で地域をどうするのかという、そういう考え方で取り組んできております。 山陽新聞の9月6日の記事で、美作県民局のエリアが10施設で回復率が105%というふうに出ておりましたけども、市内の調査対象施設がジャージーランドと風の家であります。この2施設だけでその美作エリアの10施設、15万人のうちの8万6,000人、つまりそのうちの61%、6割ということで、美作地域で伸びてるのは蒜山が伸びてるから率が100%を超えてるということでありまして、先ほども言いましたけども、風の家が1.2倍、ジャージーランドが1.4倍という数字であります。 観光産業というのは、裾野が広いということで、重要な産業でありまして、蒜山、湯原、そしてそれぞれの合った形で、北房も頑張ってますし、落合、勝山ということで、雇用、経済効果も上げておりますが、先ほど言いましたように、全国区のところを強くしていきながらあとのところも回していくという、そういうやり方がいいだろうということで、それで御存じのとおり、それぞれの地域の振興計画というのつくって、それに基づいていろんな事業を実施しております。蒜山に関して言えば、もう何回も申し上げてますから本当にはしょりますけども、飲食店とかホテルとかが相当出てきて、高級車、そして女性客が多くなり、そして客単価が上がっていると、地域だけじゃなしに大阪と結びたいということで阪神阪急百貨店と結んでると、この戦略が長期的に私は効果が出てくるというふうに思ってます。コロナ後、京阪神の客、そして阪急阪神百貨店での販売というようなこと、そしてさらに隈事務所も入るサテライトオフィス、それが海外の観光客というか、海外との行き来がもっと活発になればこれが光ってくるというふうに思っております。そのほか、二川のマンガ館だとか、あるいは北房のしんぴおだとか、湯本温泉館のゆフィスだとか、あるいは勝山の町並み保存、そして久世の旧遷喬尋常小学校の取組、川東公園の整備ということで、それぞれのところでそれぞれに合った形で地域の観光協会とかが一緒になってやっております。 そして、その全体を取りまとめ、行政と共に推進していく者として観光局があります。職員を減らしておりますけども、民間会社から事務局長を入れ、そしてまた民間から1人追加してるというようなことで、観光局はこれまで以上に稼ぐ観光局になっております。観光局で稼いでいるような観光局は非常に少ない。先般も国の観光庁の補助金2億円ほどを取得するというような、そういう観光局が非常に生きてきてるというような状況であります。そういうことで、全体として観光地域づくりを推進してまいります。 大きな4点目の児童公園の関係でありますが、園の開放の関係、学校と園とは求められる役割とか施設の性格とかが本来的に違います。したがいまして、管理の在り方について違いが出てくるのは当然であります。その上で、遊具を含めた園庭についてのことをお答えいたしますと、安全管理の面から常に広く一般開放は行っておりません。その一方で、特に認定こども園については就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律に基づく子育て支援事業として地域の子どもやその保護者が相互の交流を行う場の開設などを行うことというふうになっておりますので、この法律に基づいて、市内の大部分の園において、安全管理が行き届く範囲内で年間8から10回、1回当たり1時間から3時間程度の園開放事業を実施しております。この取組では、子ども同士、親同士の交流の場として提供するというようなこと、保護者からの子育ての相談に応じるとかそういうことで、昨年度は延べ33名の乳幼児に加えて保護者が利用しておりまして、多くはないものの一定の役割を担っております。学校だから誘拐がないとかということはないですけども、しかし相対的に子どもの安全性の管理という点から学校と就学前の施設とはかなり違うんじゃないかと。学校についても、本当に悩ましいところであります。地域の学校として開放に努めるということが当然でありますけども、一方では池田小学校でもありましたし、京都の山科でもありましたように、殺意を持った不審者の侵入等、それに完全な対応はなかなかできないと、そのあたりが非常に難しいところでありますが、それに苦慮しながら地域に開かれた学校づくりに学校のほうも努力しております。園については、先ほど申し上げましたように、若干性格が違う、その中でも一定の開放はしてるということであります。 それから、児童公園についてでありますが、6月の答弁で市街地に確かに公園が少し乏しい感じがしてると、市としても知恵を出して、開発業者など民間の力も借りながら、つまり新興住宅地のところは真庭市の開発要綱もありますんで、それに基づいて民間の業者に公園を造ってもらうということがありますが、既成の市街地については市民の意見を聞きながら柔軟に対応していくという答弁をしております。市として、2歳から5歳の子どもが家族と遊べる児童公園だけでなく、これから検討していくべき公園は共生社会推進の視点から誰もが使いやすく、その上で防災機能を備えた公園というか広場というか、特に市街地には空き地が結構あります。他人様の土地ですから勝手に使えるとは言いませんけども、そういう空き地にポケットパークみたいなものを地元の協力をいただいて整備していくというのが現実的にいいのかというふうに思ってます。遊具とかを置くんじゃなくて、ベンチぐらいがあって高齢者の人もそこに出てこられるし、小さな子どもたちも保護者と一緒に遊べるし、ちょっとした交流になる、その程度のものでいいんじゃないかというふうに思っております。久世については、より大規模なものとしては北町公園を防災の観点からも整備してまいります。 それから、典武館、活き生きサロンの関係でありますが、典武館ですが、年間約7,000人が利用しているという施設でありますし、またくせ活き生きサロンについても、市民のどなたでも訪れることができる、そういう場として火曜日から土曜日まで5日間、午前9時から午後5時まで開いておりまして、乳幼児を中心とした親子のほか、小学生や高齢者など年間で約1万人が利用しております。それぞれ老朽化しているというのは指摘のとおりでありまして、これら全てを、北町公園全体を建て直していく、整備していくというようなことでありまして、今挙げました2つの施設それぞれが大きな役割を担っております。現在、北町公園のあり方検討委員会で公園の基本構想について議論をしていただいておりますけども、市としては典武館、くせ活き生きサロン、それら両方とも北町公園内でその機能が継続できるような、そういうことでこちらとしても対応をしていくということにしてまいります。決して2つのものの機能を潰す気はありません。 ○議長(小田康文君) 教育長から答弁を求めます。 三ツ宗宏君。 ◎教育長(三ツ宗宏君) それでは、氏平議員の児童公園について、学校開放の考え方についてという質問についてお答えをいたします。 まず、学校施設ですから、これは児童・生徒の教育の場である、それを最優先することはもちろんだと考えております。と同時に、地域活動の場でもあって、地域コミュニティーの核という性格もあるというふうに考えています。さらに、学校教育法とか社会教育法でも学校施設、これは地域の活動やスポーツに積極的に解放するようにっていうことが求められています。 現在ですが、真庭市の小学校で放課後や休日、そういった教育活動に支障のない場合、校庭の使用を禁止している学校はないというふうに認識をしております。それから、令和2年にスポーツ庁から出された学校体育施設の有効利用に関する手引きによると、これは平成27年段階の調査ですけども、全国の約80%の学校では校庭の地域開放が行われているという状況も示されております。開放の形は様々であります。学校の校庭をはじめとした施設、これを有効に活用するっていうことは子どもの遊び場を確保するっていうことにとっても大事ですし、学校に地域住民が集う契機になるとも考えております。 ただ、学校で教育活動を行っている場合、これは安全管理の面から無原則に全部開放しますよ、誰でも出入り自由ですよっていう形には、これはならないと思いますけども、教育活動に支障がないことや、安全や利用への配慮を指導した上で、学校施設の積極的な開放を進めて、地域に開かれた学校づくり、これを推進していきたいと思っております。 ○議長(小田康文君) 14番氏平篤正君。 ◆14番(氏平篤正君) 再質問をいたします。 第二保育園のことを再度聞きます。 スルーされた第二保育園のことを再度聞きますと言ったんですけど、またスルーされました。何も答えてくれなかった。第二保育園は公立で建て直すとか、何も言われなかった。何回も言っとりますがと市長は言われたけど、私は聞いたことがない、第二保育園のことは聞いたことない。3歳未満児が弱い、それは知ってます。久世全体を考えて決めますというのは、10年前、ずっと同じことを言ってます。 もう一つ、どうなっているのかという、いいか悪いかの判断をする時期に我々は来てるわけです、議員が。決めてないということなのか、内部協議をして答えてくださいというのは、内部協議をしても決められないということなのですか、時間をくださいということなのですか、お聞きします。 ○議長(小田康文君) 答弁を求めます。 太田市長。 ◎市長(太田昇君) はっきり申し上げております。第二保育園のみを捉まえて検討するんじゃなくて、老朽化や3歳未満児の受入れ課題を含めて、久世地域全体の園の整備、保育の在り方について早急に進めて、できるだけ早い時期に一定の方向性を出すということで、子育てが非常に大事なときにそれを早くやっていくということで明確に答えております。 ○議長(小田康文君) 14番氏平篤正君。 ◆14番(氏平篤正君) それは、私の中では10年前に聞いてるんですけどね。久世の57年、第二保育園の50年、久世はどうするかというんで、勝山の44年もチェックしとるわけですよ。何かこれでいいのかという。 それと、第二保育園、人が減っているという、園児が減ってるという、遊戯室が空いとるのをこの目で見ましたよ。それは、保育士が集まらなかったんじゃないんですか。担当部長、どうですか。私が取材不足ですか。 ○議長(小田康文君) 答弁を求めます。 江口健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(江口祥彦君) 入園希望の調整の結果として、現時点では79人となっている。これは、多少月によって新たに生まれる子とかそういうので変動はありますけれども、現時点では79人ということで、これは園児の入園調整の結果というふうに思っております。 ○議長(小田康文君) 14番氏平篤正君。 ◆14番(氏平篤正君) 昨日の同僚議員から、今の市長の答弁も、122人が多いと思ってないということなんで、少し考えを述べて質問をいたします。 久世の人間は、久世保育園と第二保育園を一緒に考えています。どうするかという判断をしようとしてます。小規模というか、愛児園レベルのものができるもんだと久世の人間は思っていました。122人の定員、(予定)でしたが、びっくりしました。しかも、自分の土地を持ってない団体にもびっくりしました。民間が自分の力で開園するのなら何も申しません。早いのがいいと思います。賛成しておりました。しかし、真庭市が民間に土地を貸すわけですから意見を申しております。貸主の有事のときに、何かあったときに、土地を貸している真庭市に何らかの責任が生じると考えております。私のことを言いますが、福祉課に在籍しておるときに80人の保育園がいかに大変かというのは、1人の保育士が休むともう回らなくなるという、福祉課からも応援に行ってた事実もあります。 122人集めるのは大変だと思います。180人の定員ですが、120人が実際に入ってる天の川こども園に同僚議員と確認に行きました。職員は32人います。32人全員が車の通勤です。それは裏にぎっちりあるんですが、表の送迎用の駐車場は非常にゆったりして32台です。合計65台。北町公園の体育館の北を想像してみてください。65台があそこに入りますか、園舎が建ちますか、同僚議員が会議で3階建てを建てるんかと質問した方がおられますけど。天の川こども園は運動場も大きくて、小さい子と大きい子に分かれてるんですね。民間の事業者が希望する3,000平米の約6倍があるわけです。久世も第二もトイレが100人を超す中に1つですけど、天の川はクラスごとにトイレがあるんです。小さい子にはシャワーもついてて、失敗してもいいように洗濯機もあるわけですよ。そういうことを思って、天の川こども園のレベルをぜひ久世にも造ってもらいたいというのが希望であって、122人でなしに、面積も含めて半分の61人が妥当と私は思うわけです。ぜひ検討していただきたい。 お聞きしたいのは、天の川こども園が正式に言うと5,810、約6,000ですが、それが体育館北の噴水公園と呼んでました、今噴水は止めてますけど、あそこに収まりますか、6,000平米が。どうでしょう、その計算はされてませんか。 ○議長(小田康文君) 面積について答弁を求めます。 江口健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(江口祥彦君) 天の川の場合は平家になりますので、平家での設計だとそうなるかと思いますけれども、今回についてはこれから実際の面積、3,000平米っていうのは最初の希望で事業者が提示したものですので、決まっているわけではありません。今まさに事業者の間で調整を図っているところでございます。その中で、2階建てとかという、そういうことも含めて検討していただきたいということはこちらからもしっかりお伝えをしているところです。 園児に対する1人当たりの面積とかそういったところについては、十分確保するようにというのは当然のことでありますので、そういったところ、それから今回は公園内への設置ということですので、園庭の確保ももちろんさることながらですけれども、公園全体が園庭として活用できるようにという、園庭のような形で活用できるようにということはもともとの構想として事業者からも提案をいただいています。園だけに閉じ籠もらずに、全てその久世にあるいろいろな資源を活用し尽くしたいと、そういった中でぜひ保育をしたいということで御提案をいただいているというふうに思っておりますので、そういったところを含めながら、最終的な平米については今まさに調整をしているところですので、調整を図っていきたいというふうに思っています。 ○議長(小田康文君) 14番氏平篤正君。 ◆14番(氏平篤正君) 民間事業者が仮に120人で32人の職員を確保するためには、久世、勝山、落合からも募集すると思うんですね。今も保育士が足りてない状況の中で、仮に32人集まったとして、天の川こども園から5人引き抜かれたら120人が100人になることが予想されるわけで、周辺の、勝山も含めて、公立保育園にトラブルが発生すると思うんですよ。こういうことは想定されていますか。 ○議長(小田康文君) 答弁を求めます。 江口健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(江口祥彦君) まず、民間のほうで実際にやるに当たって保育士さんを確保していただく、それは当然のことだと思います。その上で、市の側もやはりそれは、もともと保育士が足りないということを言っているわけですから、しっかり確保していくために努力するというのは当然かと思いますので、民間ができたから急に欠員ができてということ、それが生じないように我々としては頑張るしかないというふうに思っていますし、しっかり確保できるように努めていきたいと思います。 ○議長(小田康文君) 14番氏平篤正君。 ◆14番(氏平篤正君) 全国的に保育所の保育士の数が足りてないというのは全国民が知っとるわけですが、昨年保育園の事故は2,300件、死亡5人、どれも人材不足が原因です。同僚議員が今おっしゃられたけど、静岡のバスの中で3歳児が亡くなったのも人手不足です。高齢の2人が信じられんミスでした。 久世には、民間保育園が潰れたという歴史があります。新しい事業者に人気が出ないことも想定すべきだと思います。それと、幼いたくさんの命を預かるわけですから、行政は最善の道を選ぶべきだと考えます。 市民には122人の大規模保育園に不安があるということ感じていると同僚議員が言われましたが、市長は聞いたことがないと昨日言われた。だから思い切って言いますよ。保育経験のない団体がやれるのか、50年、60年先まで大丈夫か、園長は誰なんだ、思想や宗教はないのか、代表者は東京、団体住所には違う人が住んでいる、そこを訪ねていった議員もいますよ、素人集団ではないのか、自己資金がないのに事故等のときにはどうするんだ、家賃も決めてないのに資金計画を認めたのか、補助金と銀行の借入れだけでいいのか、行かせたくなかったら天の川へ入れてもらえるのか、公共の第二保育園は何年先になるんだ。プライバシーのことがあるからこれ以上のことは言いませんけど、私の家には1年前から保護者の方々が来てますよ、町外の議員も紹介してくださいというて話に行ったことがありますよ。そんな中で、非常に昨日の答弁に市長の誠意は感じられなかった。もっと真剣に聞いてんですから真剣に答えていただきたい。 最後に聞きます。久世が経験してきた57年の歴史で80人の定員を再検討してほしい、子ども・子育て会議の答申を尊重するというのは分かりますが、市長決定に現場を含め再検討してもらえませんか。再度、検討の意思をお聞きします。 ○議長(小田康文君) 答弁を求めます。 太田市長。 ◎市長(太田昇君) 私は非常に真剣にやってるつもりです。どうも過去のことを、ちょっと失礼な言い方ですけど、過去の経験と過去のことを前提にした判断といいますか、根本的になぜ公立でなけりゃならないのかというか、民間が新たにやる場合に実績がなければそれができないということであれば、民間は保育事業ができないじゃないですか。どっか実績のあるところしか保育事業はできない、そんなことがありますか。それなりのきちっとした審査をして、ちゃんと保育所設置の基準があるわけですから、それに基づいてしていけばそれでいいんじゃないでしょうか。万が一だとか、もしもだとか、その事実でない想定が私は多過ぎると思っとんですよ。 その公園につきましても、昨日も申し上げましたが、今の第一を含めて老朽化しているというのを前提にやってるわけですから、ここにできれば、第一のをどうするのか、先ほど答弁いたしましたように、第二を含めて、全体としてのキャパの問題、それを全部検討するわけですから、だからそこの土地も公園対象として入れていくだとか、それから今住んでる人を、強制的に出てもらうようなことはいたしませんけども、住宅も老朽化してるわけですから、そこも公園用地にしていくとかを含めて、全体の公園面積をどこまで確保するのか、あるいは場合によったら隣接の民間だってという、そういうことで公園の在り方も検討しているわけですよ。ですから、何か新たなことをすることについておそれというか何というか、それを否定してかかるというか。自分の昔の経験だけで物を判断すべきじゃ私はないと思ってるんですよ。私は、公立もあれば民間もあれば、その中でそれぞれのよさを出し合ってやっていくということで。 もしも潰れたらどうなるんだと、そんなのを前提にしたような議論なんてできませんよ。ということで、その会議できちっとした議論をしてもらってるわけですよ。不十分な議論だと言われるなら、具体的にそれを説明していただきたいと思うんですよ。122人が多いというのも感覚の問題であって、日本で初めてそんなのを造るというんであれば、あるいはその180で今運営しておるところが具体的にここが問題でこうだというのであればそれはいいですけども、おそれがあるとか何だとか、そういうことで言われても答えようがない。とにかく、根本的に何で公立でなけりゃあかんのか、私にはさっぱり分かりません。日本全体を見たって、むしろ公立ばっかりというほうが流れとしては少なくなる流れであります。民間ばっかりで私はいいなんて全然思ってません。学校と一緒です、両方あっていいんじゃないかということですが。 ○議長(小田康文君) 14番氏平篤正君。 ◆14番(氏平篤正君) 市長も言いたい放題言われますから、こっちも言いますよ。民間が悪いなんて一言も言ってないですよ、早いのがいいって言っていますよ。真庭市が土地で絡むから意見を言っているんですよ。民間が悪いなんて僕は言いましたか。そこは、ちょっと言いたい放題だけど、答えはもらえてないですよ。 未就学児と小学生は実績でも違います。幼児は非常に弱い、幼児の命は弱い、ブドウを喉へ詰めても亡くなるんですよ。そこら辺は最善の道を探ってくださいということです。再度言います、内部で検討する意思はありますか。 ○議長(小田康文君) 答弁を求めます。 太田市長。 ◎市長(太田昇君) 必要なことについては真剣に検討してまいります。決して今の検討で100%できてるなんて申しません。御指摘いただいてなるほどなと思うようなこと、それは真剣に内部でも検討していきますし、それから客観的に、その会議もありますから、そこに出して検討するということも含めて、検討はオープンにしていけばいいですから、内部だけでやる必要はありません。 それと、土地を貸すということに何でそんなにこだわるんか、さっぱりこれも分かりません。適正な手続を取って土地を貸してと、それで民間で建物を建てて経営してもらうというのはいっぱいあるわけですよ。先ほども言いましたように、その第一の問題を、これも検討するわけですから、公園面積全体をどうしていくのかというのは、そういうことも含めて。私が今まで言ってこなかったのは、公園審議会を含めてそういうことをまだ出してないから、でも公園審議会でどこまでを公園にしていくのか、一挙にするというんじゃなくて、例えば住宅の部分であれば暫時空き家が出て整備していくとかということもあるわけですから、そういうことを含めて検討していけばいいんじゃないでしょうか。 ○議長(小田康文君) 14番氏平篤正君。 ◆14番(氏平篤正君) じゃあ、そこで死亡事故があっても真庭市は知らないと言い切れるんですか。 ○議長(小田康文君) 答弁を求めます。 太田市長。 ◎市長(太田昇君) そんな想定に答えられますか。そういうことがないように万全のことをやっていくと。まず、施設である以上、それは施設の管理監督責任が一番ですけども、客観的にそういうことがないような施設と、そして職員体制をしていくと、それをこちらがチェックすると。今も現実に民間もあるわけでしょ。だからそんな想定に答えられない。ないように、それで学校も含めていろんな施設の事故が、民間を含めて、公立を含めて100%ないということを私は断言をようしません。しかし、命は本当に大事であって、それに対して最大限のことをしていくという以外に答えがないじゃないですか。そんなむちゃなことについての質問に答弁できません。
    ○議長(小田康文君) これで14番氏平篤正君の質問を終わります。 ここで、換気のため休憩いたします。 再開は午前11時40分からとします。            午前11時28分 休憩            午前11時40分 再開 ○議長(小田康文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、議席番号13番西田文子君の登壇、発言を許可いたします。 13番西田文子君。 ◆13番(西田文子君) 議席番号13番西田文子です。議長より発言の許可をいただきましたので、大項目1点について質問したいと思います。最後ですので、市長より真庭市が元気の出る答弁をいただきたいと思います。 大項目、農業、農地を将来にわたり守っていく施策について。 農業をされている方は、大変な思いをされて農地を守り作物を作っています。その中には、楽しみや生きがいとして、また生活の糧としてされているポジティブ思考の方ももちろんいらっしゃいます。営農組織でされている方は、ほとんど70代の方が主力でされています。今、60歳で定年する方はほとんどなくなり、65歳から70歳まで勤めています。家が兼業農家の場合、農作業は休日のみということになり、農地を管理するだけでも大変です。農業者の方は、今は自分がやっているが、子どもたちの代にはもう畑も田んぼも誰かに作ってもらうか、手放すか、耕作できずに荒らしてしまうだろうと諦めている方は多いと思います。 テレビなどでは、都会からの移住者が農業を始め、とても楽しそうに作業している様子が見られますが、そんな方はまれでごくごく僅かだから取り上げられていると思います。先日、テレビで大手総合リゾート運営会社である星野リゾートが大分県の由布院で耕作放棄された棚田を復活させ、その棚田を主役として演出したホテルを建築家の隈研吾氏が設計したと放送していました。四季折々の田園風景を自分の部屋から見ることができるというコンセプトで設計されていました。棚田を維持していくのは、大きな機械でできるわけもなく、手作業がほとんどで、耕作放棄するのもやむを得ません。でも、そんな棚田に目をつけ復活させ、とても美しい風景を見ることができるようにしていました。日本の田園風景は、観光になるほど美しいということです。また、若い夫婦が東京の人ごみに疲れ、田舎暮らしもいいかなと思っていたら、ある企業の田舎で仕事ありますという情報を見て、農業をする気は全くなかったが、いろいろな方につないでもらい、人とのつながりから農業にチャレンジし、ハウスでアスパラガスを栽培して2年になると紹介していました。 人が生きていくためには、お米や野菜がなければ食事はできません。お米や野菜は、農業者が作っているから食べることができます。これは、当たり前のことではないと思います。地産地消を推奨したり、農家さんの顔が見える商品を購入したいという消費者が増えている中、真庭市としてどんな対策をしていくのか。その一つとして、作付はしておらず、管理地として保有している農地、作付をやめて間がなく、すぐ使える農地、所有者が売りたい、貸したいという農地を調査して日本の企業に売り込んでみてはどうでしょうか。企業の力を借りて、農家と企業をつなぐ政策を考えてはどうでしょうか。真庭市とつながる企業を募集し、農業の後継ぎと農地を守っていく方法を提案しますが、市長の考えを伺います。 以上、この場からの質問といたします。 ○議長(小田康文君) 市長から答弁を求めます。 太田昇君。 ◎市長(太田昇君) 西田議員の御質問にお答えします。 その前に、先ほど氏平議員の質問の答弁の中で北陸の色仕掛けと言ったのは議会の品位をおとしめる可能性がありますので撤回いたしまして、北陸温泉の誘客策ということで訂正させていただきたいと思います。議長、よろしく取扱いをお願いいたします。 西田議員の御質問にお答えいたします。 農業、農地を将来にわたって守っていく施策の一つとして企業等の農業参入ということであります。全国的に農業従事者、あるいは農村人口の著しい減少と高齢化によって農業、農地の維持が困難になっているというのは、これは真庭市も同様であります。前にも申し上げたことがありますけども、立派な石垣を組んでる農地が荒れ果ててしまってると、本当にこれだけの石垣を組んで、そして用水事業をやって、数百年前からやってきた、そういうことを思い起こすと涙が出るような、そういう思いであります。 そのような中で、何とかそういう農地を生かすことができないのかということの提案でありますが、御存じのとおり、企業、これは農地の所有適格法人以外の法人、つまり農地をどの法人でも勝手にいらうと、これは用水問題を含めて大変なことになりますから、農地を所有できる法人というのが指定されていますけど、法律要件としてありますが、それ以外の企業が農業に参入する場合には農地を農業委員会の手続を取って所有して行う方法と、それから農地を借りて、リースで行う方法とがあります。農地取得というのは、今申し上げましたように、農地法に基づく要件がかなり厳格なんで、普通の企業はそれができないということで、ほとんどの企業がリース方式、これも農地法の改正によってできるようになったということですが、そういうことで、仮に星野リゾートがそういうことで借りてるとすれば、多分それはリース方式によるんじゃないかと思いますが、そういうリース方式によって農業参入、農地を使う権原を得る、あるいは取得すると。 農地を使うことができる企業は、農林水産省の調査で、今現在私どもが把握してる数ですと、全国で3,867、岡山県で115、真庭では17企業ということになっております。真庭市として、農地を借りたい意向がある企業に対しては農地中間管理機構につなぐと、農地中間管理機構、実質は岡山県が行っておりますが、そこにつなぐ、国の制度ですが、ということで、そういうところもあります。そういうことで、私どもも適正な経済活動として地域にも溶け込んでやってもらえるような、そういうところがあれば大いに歓迎いたしますから、進出を促していきたいというふうに思っております。なかなかそのきっかけが少ない中で、今現在ある有名なところとそんな話をちらちらしておりますが、そう簡単に企業のほうも乗ってくることはないです。特に、やはり最終的には企業は営利を目的としてますから、当たり前ですが、赤字をどんどん出してまでそれじゃあ入ろうかというようなところは、そんな甘いところはないというようなことで、参入企業が、先ほど言いましたような数字で、なかなか増えてないという現状にあります。テレビとかでこういう例がというのは確かにあるって、本当にうまくいってる、企業と地元を含めてウィン・ウィンでいってるところはありますけども、なかなかそういう例は少ない。実際にやってみると、地元とのトラブルが起きたりしてる場合が多いわけで、それともう一つ、私どもとしても、これも何回も申し上げてますように、入ってくれただけでも従業員の雇用というのでありがたいかもしれませんけども、もうけたお金を全部また外に持ち出していくというだけでは何をしてるのか分からないという面もあります。 ただ、だからといって消極的にならずに積極的に誘致していきたいとは思いますが、そういうことがなかなか難しい中で、農業の後継ぎ、あるいは担い手対策として何をしてるかというと、帰農スクール等による移住就農対策、あるいは帰農塾などの開催を通じて新規就農事業を推進しているということであります。市内で頑張っていただいてるところが結構ありまして、集落営農法人では農地の集積によって効率的な営農をやっておりますし、中山間地の農業に適した過大な投資にならないスマート農業の活用も進んでおります。また、あぐりネットワークの活用によって農産物の出荷を推進し、小規模農家支援による農地の活用、農業の生きがいづくりをやってると、これも御存じのように10億円を超えてるということで、おじいちゃん、おばあちゃんの小遣いになるような、そういうものとしては非常に意義がある、これは真庭として誇るべきものだと思っております。このような真庭市の資源循環型農業で農作物をブランド化して付加価値をつけていくという、そういうことも進めていきたいと、先ほど申し上げました阪急阪神百貨店と結んでと、GREENableというその商標を阪急が持ってというのもその一つであります。また、今始めた一つは、もうここの農地は農地に戻すのが難しいだろうというような荒廃した農地があります。そこには、農地のままで早生樹を植えられますので、柳を植えてバイオマス燃料にできないかというような、それを企業と金融機関と結んで今始めております。 そういうようないろんなことを行っていきますが、行政だけでできるわけでもありません。民間の方々と一緒になって、必要があればそういう企業も入れて、いろんな方策を取りながら真庭の農地を守っていきたいし、荒れてもう元になかなか戻らない農地も、先ほど言いましたようなバイオマス燃料の栽培地にするとかというような現実的なこともしていくということです。何とか日本、真庭の農地がいろんな形で、今の時代に合った形で、昔のようなのに戻すのは無理ですから、管理できないのかということを課題に、問題意識を持って進めてまいります。 ○議長(小田康文君) 13番西田文子君。 ◆13番(西田文子君) いろいろ企業のほうとも検討していただいてるということで、本当に一つでも多くの企業が真庭市に目を向けてくれたらと思います。 今、鳥獣被害で悩んでいる農家さんも大変多いんですけれども、複合柵を市に2分の1補助でやっていただいているんですけれども、皆さんもう高齢化の世帯では体力がなくて、その鉄の網を自分たちで設置するっていうことがもう大分困難な状況になってきております。人手とかそういった応援をしてもらえるとか、そういう金銭的な支援だけでなく、人の応援もしてもらえて企業とつながるっていうか、企業が求める作物を作れるとか、自分たちが作ったものをアピールできるとか、そういった真庭市で作ったものを企業にPRできるというか、そこを利用した、また地元ならではの地産地消のものを企業で使ってもらえるように企業とつないでいただくっていう方法もあると思いますので、ただ真庭市ではどんなものがあるかとか、農地がどこにあるとかどんな農地があるとかっていうのをなかなかホームページ等でPRできてないのではと思うんですけども、皆さんが見るだけでは、中の人が見てるだけでは魅力的に感じないものでも、外から見てもらうと、こんな魅力的なところがあるんならとか、こんなものがあるなら利用できるなとかっていうことをぜひホームページ等でPRしていただきたいんですが、そこら辺はどうでしょうか。 ○議長(小田康文君) 答弁を求めます。 木村産業観光部長。 ◎産業観光部長(木村辰生君) 今の遊休農地についての情報をホームページでということになります。実際、この企業参入とか、また新規就農に当たっての農地の要望というところになりますと、どういった作物を作られるかとか、どういった面積が必要であるとか、そういった個別でかなり条件が変わってまいります。そういったところは、ホームページでというよりは市の農業委員会のほうで中間管理機構のまとめているそういった農地の一覧等がありますので、そこを実際に確認していただく、現地を見ていただく、そういったことが必要になるかと思っております。ホームページのほうも、そういった情報の提供というのを多少は行っているんですけど、詳しいものはないというところでございます。今後、検討はしたいと思いますけど。 ○議長(小田康文君) 13番西田文子君。 ◆13番(西田文子君) ぜひお願いしたいと思います。真庭にも、とってもすてきな、農地があれば美しい田園風景が見えるところは絶対にあると思いますので、田園風景に限らず、作付されている農地、人が手を加える農地っていうのは自然が生み出す風景とはまた違った美しさがあると思いますので、それも観光にもなると思いますので、ぜひ一つでも耕作放棄される農地が減っていくことを望みます。 あと、今年度も米の価格が見込まれないと思いますので、蒜山にそばの館を市が建てるというような、そば農家さんを守るような施策があるんでしたら、米農家さんを守る施策もぜひ今後考えていってほしいと思います。これは答弁を求めません。 以上で質問を終わります。 ○議長(小田康文君) これで13番西田文子君の質問を終わります。 ここでしばらく休憩いたします。 再開は午後1時からとします。            午前11時58分 休憩            午後 1時00分 再開 ○議長(小田康文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 先ほど太田市長より発言訂正の申出がありましたので、お諮りをいたします。 訂正について許可することに御異議ございませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小田康文君) 御異議なしと認めます。よって、太田市長の発言の訂正を許可することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小田康文君) 次に、日程第2、認定第1号令和3年度(2021年度)真庭市一般会計決算の認定についてに対する質疑を行います。 質疑はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小田康文君) ないようですので、これで認定第1号に対する質疑を終わります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小田康文君) 次に、日程第3、認定第2号令和3年度(2021年度)真庭市国民健康保険特別会計決算の認定についてに対する質疑を行います。 質疑はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小田康文君) ないようですので、これで認定第2号に対する質疑を終わります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小田康文君) 次に、日程第4、認定第3号令和3年度(2021年度)真庭市後期高齢者医療特別会計決算の認定についてに対する質疑を行います。 質疑はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小田康文君) ないようですので、これで認定第3号に対する質疑を終わります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小田康文君) 次に、日程第5、認定第4号令和3年度(2021年度)真庭市介護保険特別会計決算の認定についてに対する質疑を行います。 質疑はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小田康文君) ないようですので、これで認定第4号に対する質疑を終わります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小田康文君) 次に、日程第6、認定第5号令和3年度(2021年度)真庭市介護保険特別会計介護サービス事業勘定)決算の認定についてに対する質疑を行います。 質疑はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小田康文君) ないようですので、これで認定第5号に対する質疑を終わります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小田康文君) 次に、日程第7、認定第6号令和3年度(2021年度)真庭市浄化槽事業特別会計決算の認定についてに対する質疑を行います。 質疑はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小田康文君) ないようですので、これで認定第6号に対する質疑を終わります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小田康文君) 次に、日程第8、認定第7号令和3年度(2021年度)真庭市津黒高原観光事業特別会計決算の認定についてに対する質疑を行います。 質疑はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小田康文君) ないようですので、これで認定第7号に対する質疑を終わります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小田康文君) 次に、日程第9、認定第8号令和3年度(2021年度)真庭市クリエイト菅谷事業特別会計決算の認定についてに対する質疑を行います。 質疑はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小田康文君) ないようですので、これで認定第8号に対する質疑を終わります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小田康文君) 次に、日程第10、認定第9号令和3年度(2021年度)真庭市温泉事業特別会計決算の認定についてに対する質疑を行います。 質疑はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小田康文君) ないようですので、これで認定第9号に対する質疑を終わります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小田康文君) 次に、日程第11、認定第10号令和3年度(2021年度)真庭市水道事業会計決算の認定についてに対する質疑を行います。 質疑はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小田康文君) ないようですので、これで認定第10号に対する質疑を終わります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小田康文君) 次に、日程第12、認定第11号令和3年度(2021年度)真庭市下水道事業会計決算の認定についてに対する質疑を行います。 質疑はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小田康文君) ないようですので、これで認定第11号に対する質疑を終わります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小田康文君) 次に、日程第13、認定第12号令和3年度(2021年度)真庭市国民健康保険湯原温泉病院事業会計決算の認定についてに対する質疑を行います。 質疑はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小田康文君) ないようですので、これで認定第12号に対する質疑を終わります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小田康文君) 次に、日程第14、議案第54号真庭市地域情報化施設指定管理者の指定についてに対する質疑を行います。 質疑はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小田康文君) ないようですので、これで議案第54号に対する質疑を終わります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小田康文君) 次に、日程第15、議案第55号真庭市職員の育児休業等に関する条例の一部改正についてに対する質疑を行います。 質疑はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小田康文君) ないようですので、これで議案第55号に対する質疑を終わります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小田康文君) 次に、日程第16、議案第56号真庭市税条例等の一部改正についてに対する質疑を行います。 質疑はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小田康文君) ないようですので、これで議案第56号に対する質疑を終わります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小田康文君) 次に、日程第17、議案第57号工事請負契約の締結についてに対する質疑を行います。 質疑はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小田康文君) ないようですので、これで議案第57号に対する質疑を終わります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小田康文君) 次に、日程第18、議案第58号真庭市久世エスパスセンター指定管理者の指定についてに対する質疑を行います。 質疑はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小田康文君) ないようですので、これで議案第58号に対する質疑を終わります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小田康文君) 次に、日程第19、議案第59号工事請負契約の締結についてに対する質疑を行います。 質疑はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小田康文君) ないようですので、これで議案第59号に対する質疑を終わります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小田康文君) 次に、日程第20、議案第60号工事請負契約の締結についてに対する質疑を行います。 質疑はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小田康文君) ないようですので、これで議案第60号に対する質疑を終わります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小田康文君) 次に、日程第21、議案第61号真庭市自然環境等再生可能エネルギー発電事業との調和に関する条例の一部改正についてに対する質疑を行います。 質疑はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小田康文君) ないようですので、これで議案第61号に対する質疑を終わります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小田康文君) 次に、日程第22、議案第62号字の区域の変更についてに対する質疑を行います。 質疑はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小田康文君) ないようですので、これで議案第62号に対する質疑を終わります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小田康文君) 次に、日程第23、議案第63号令和3年度(2021年度)真庭市水道事業会計処分利益剰余金の処分についてに対する質疑を行います。 質疑はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小田康文君) ないようですので、これで議案第63号に対する質疑を終わります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小田康文君) 次に、日程第24、議案第64号令和3年度(2021年度)真庭市下水道事業会計処分利益剰余金の処分についてに対する質疑を行います。 質疑はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小田康文君) ないようですので、これで議案第64号に対する質疑を終わります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小田康文君) 次に、日程第25、議案第65号真庭市神庭の滝自然公園指定管理者の指定についてに対する質疑を行います。 質疑はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小田康文君) ないようですので、これで議案第65号に対する質疑を終わります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小田康文君) 次に、日程第26、議案第66号令和4年度(2022年度)真庭市一般会計補正予算(第3号)についてに対する質疑を行います。 質疑はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小田康文君) ないようですので、これで議案第66号に対する質疑を終わります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小田康文君) 次に、日程第27、議案第67号令和4年度(2022年度)真庭市国民健康保険湯原温泉病院事業会計補正予算(第1号)についてに対する質疑を行います。 質疑はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小田康文君) ないようですので、これで議案第67号に対する質疑を終わります。 以上で議案26件に対する質疑は全て終了いたしました。 それでは次に、特別委員会の設置についてお諮りいたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております認定第1号令和3年度(2021年度)真庭市一般会計決算の認定についてから認定第12号令和3年度(2021年度)真庭市国民健康保険湯原温泉病院事業会計決算の認定についてまでの決算認定議案12件については、議長及び監査委員の古南源二議員を除く22人の委員で構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにいたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小田康文君) 御異議なしと認めます。したがって、認定第1号から認定第12号までの決算認定議案12件については、議長及び監査委員の古南源二議員を除く22人の委員で構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決しました。 次に、議案第66号令和4年度(2022年度)真庭市一般会計補正予算(第3号)について及び議案第67号令和4年度(2022年度)真庭市国民健康保険湯原温泉病院事業会計補正予算(第1号)についての補正予算議案2件については、議長を除く23人の委員で構成する予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小田康文君) 御異議なしと認めます。したがって、議案第66号及び議案第67号の補正予算議案2件については、議長を除く23人の委員で構成する予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決しました。 この際、本会議を休憩し、休憩中に決算審査特別委員会及び予算審査特別委員会を開催していただき、委員長及び副委員長の互選をしていただきたいと思います。 ここでしばらく休憩といたします。 再開は午後1時25分からといたします。            午後1時08分 休憩            午後1時25分 再開 ○議長(小田康文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 休憩中に開催された決算審査特別委員会及び予算審査特別委員会において委員長及び副委員長の互選をしていただき、決定をいたしましたので、その結果を御報告いたします。 決算審査特別委員会委員長に20番妹尾智之君、副委員長に6番福島一則君、予算審査特別委員会委員長に23番森脇正和君、副委員長に24番河部辰夫君、以上のとおり決定いたしました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小田康文君) 次に、日程第28、陳情第2号から日程第30、陳情第4号までの3件を一括議題といたします。 既に受理しております陳情3件は、配信しておりますとおりであります。 念のため申し上げますが、請願はございませんでした。 以上で陳情3件の上程を終わります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小田康文君) 次に、日程第31、議案及び陳情の各常任委員会への付託を行います。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案12件と陳情3件は、配信しております付託表のとおり、その審査を各所管委員会に付託したいと存じますが、これに御異議ございませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小田康文君) 御異議なしと認めます。よって、お手元の付託表のとおり、所管の常任委員会に付託いたします。 以上で本日の議事日程は終了いたしました。 念のため申し上げます。 議会運営予定に従い、明日14日水曜日、15日木曜日及び16日金曜日は常任委員会審査とし、後ほど配信します各常任委員長の招集通知によって審査をお願いいたします。それから、来週20日火曜日及び21日水曜日開催の決算審査特別委員会及び22日木曜日開催の予算審査特別委員会の招集につきましては別途各委員長から通知されますので、よろしくお願いをいたします。 なお、次回は9月28日水曜日午前9時30分から本会議を開き、委員長報告、質疑、討論、採決を行います。本日御出席の皆様には別途通知はいたしませんから、御了承をお願いします。 本日はこれをもって散会いたします。 大変御苦労さまでした。            午後1時27分 散会...